猫と暮らす
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猫に柿を与えてもいいの? 猫にOKな冬のフルーツや注意点を解説
柿にいちご、みかん等、おいしいフルーツがたくさん出回る冬。「愛猫にもおすそ分けしたい!」と思う飼い主さんも多いのでは?しかし、なかには、猫にとって危険な果物も。猫に与えてもOKな果物とNGな果物、果物を猫に与える際の注意点等について解説します!
まずは、ねこのきもち獣医師相談室の先生にお話をうかがいました。
まずは、ねこのきもち獣医師相談室の先生にお話をうかがいました。
猫に柿を与えてもOK?ほかの冬のフルーツは?
――柿は、猫に与えても大丈夫なのでしょうか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「柿は、猫に与えても大丈夫です。柿のほかにも、冬においしくなるいちご、みかんの果肉(※1)、りんごも、猫に与えることができます。
ただし、こうしたフルーツを食べ慣れていない猫や、お腹の弱い猫に与えると、嘔吐や下痢をしてしまう可能性があるので注意が必要です。
また、フルーツ類が愛猫の好みに合わない場合には、無理に与える必要はありません」
※1)猫がみかんを欲しがった場合、皮ごと与えるのは危険です。必ず、皮を剥いた状態の果肉を与えてください。
みかんの皮には、肉食動物である猫にとって非常に致死性の高い成分リモネン含まれています。猫が皮を食べると嘔吐や手足の震えなどの中毒症状が起きる危険性が高まりますので絶対に与えないようにしましょう。
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「柿は、猫に与えても大丈夫です。柿のほかにも、冬においしくなるいちご、みかんの果肉(※1)、りんごも、猫に与えることができます。
ただし、こうしたフルーツを食べ慣れていない猫や、お腹の弱い猫に与えると、嘔吐や下痢をしてしまう可能性があるので注意が必要です。
また、フルーツ類が愛猫の好みに合わない場合には、無理に与える必要はありません」
※1)猫がみかんを欲しがった場合、皮ごと与えるのは危険です。必ず、皮を剥いた状態の果肉を与えてください。
みかんの皮には、肉食動物である猫にとって非常に致死性の高い成分リモネン含まれています。猫が皮を食べると嘔吐や手足の震えなどの中毒症状が起きる危険性が高まりますので絶対に与えないようにしましょう。
猫にフルーツを与えるメリット
――上記のフルーツについて、猫に与えるメリットをそれぞれ教えてください。
獣医師:
「フルーツを好む猫であれば、飼い主さんからフルーツをもらうことによって、『うれしい』『おいしい』『楽しい』といったポジティブな気分になれることでしょう」
獣医師:
「フルーツを好む猫であれば、飼い主さんからフルーツをもらうことによって、『うれしい』『おいしい』『楽しい』といったポジティブな気分になれることでしょう」
猫に与えるフルーツの適量は「小指の先」程度
――それぞれのフルーツを猫に与える際の適量を教えてください。
獣医師:
「平均的な体重の成猫に与える『1日あたりのフルーツの量』は、小指の先程度の大きさが目安です。柿やいちご、りんご等、種類を問わず、この適量を守りましょう。
ただしフルーツは、あえて毎日猫に与えるものではありません。猫の栄養バランスは、総合栄養食で賄えます。毎日欠かさず同じフルーツを与え続けると、猫の栄養バランスが崩れてしまう可能性があるのです。
『たまに食べて楽しい』『季節のフルーツを食べておいしい』程度を意識するとよいでしょう」
獣医師:
「平均的な体重の成猫に与える『1日あたりのフルーツの量』は、小指の先程度の大きさが目安です。柿やいちご、りんご等、種類を問わず、この適量を守りましょう。
ただしフルーツは、あえて毎日猫に与えるものではありません。猫の栄養バランスは、総合栄養食で賄えます。毎日欠かさず同じフルーツを与え続けると、猫の栄養バランスが崩れてしまう可能性があるのです。
『たまに食べて楽しい』『季節のフルーツを食べておいしい』程度を意識するとよいでしょう」
旬のフルーツを選び、細かくして与える
――フルーツを猫に与える際の、おすすめの方法について教えてください。
獣医師:
「猫にフルーツを与える際には、旬のものを選ぶのがおすすめです。
またフルーツは、ドライフード程度のサイズに細かくしてから猫に与えましょう。大きすぎるサイズのフルーツは、猫が喉に詰まらせてしまう危険性があります。フルーツをドロドロの状態にして、消化をよくしてあげるのもよいでしょう。
とはいえ、猫によって食感の好みはさまざま。食べ物を噛むことが好き、舐めることが好きなど、愛猫の好みに合わせて、楽しんでもらいましょう」
獣医師:
「猫にフルーツを与える際には、旬のものを選ぶのがおすすめです。
またフルーツは、ドライフード程度のサイズに細かくしてから猫に与えましょう。大きすぎるサイズのフルーツは、猫が喉に詰まらせてしまう危険性があります。フルーツをドロドロの状態にして、消化をよくしてあげるのもよいでしょう。
とはいえ、猫によって食感の好みはさまざま。食べ物を噛むことが好き、舐めることが好きなど、愛猫の好みに合わせて、楽しんでもらいましょう」
猫にフルーツを与える際の注意点
――フルーツを猫に与える際の、注意点を教えてください。
獣医師:
「愛猫がフルーツを食べることを好まない場合には、無理に食べさせることは避けましょう。
また、お腹が弱い、持病がある、療法食を食べている愛猫にフルーツを与えたい場合には、自己判断で食べさせることはNGです。食べさせる前に、与えても大丈夫かどうか、主治医に相談しましょう」
獣医師:
「愛猫がフルーツを食べることを好まない場合には、無理に食べさせることは避けましょう。
また、お腹が弱い、持病がある、療法食を食べている愛猫にフルーツを与えたい場合には、自己判断で食べさせることはNGです。食べさせる前に、与えても大丈夫かどうか、主治医に相談しましょう」
注意!猫にぶどうは与えないで
ここまで、冬に旬を迎えるフルーツについて、ねこのきもち獣医師相談室の先生にお聞きしました。
上記のように、注意すべき点を守った上で、猫に与えてもOKなフルーツがある一方で、ぶどうは猫に与えてはいけません。猫がぶどうを食べると、重い中毒症状や急性腎不全が起こる可能性が指摘されているのです。
ぶどうの実はもちろんのこと、種や皮、干しぶどう(レーズン)、ぶどうジュース等のぶどうが使われた食品は全て、たとえ少量でも、猫には与えないようにしてください。
もしも愛猫がぶどうを食べてしまったら、自分で吐かせようとしたりせず、迷わず動物病院に相談しましょう。
上記のように、注意すべき点を守った上で、猫に与えてもOKなフルーツがある一方で、ぶどうは猫に与えてはいけません。猫がぶどうを食べると、重い中毒症状や急性腎不全が起こる可能性が指摘されているのです。
ぶどうの実はもちろんのこと、種や皮、干しぶどう(レーズン)、ぶどうジュース等のぶどうが使われた食品は全て、たとえ少量でも、猫には与えないようにしてください。
もしも愛猫がぶどうを食べてしまったら、自分で吐かせようとしたりせず、迷わず動物病院に相談しましょう。
冬が旬の甘いフルーツたち。猫への与え方に注意しながら、愛猫と一緒においしく楽しいひと時を過ごしてくださいね♪
※みかんを与える際の注意点について、みかんの皮には致死性の高いリモネンが含まれていることを追加・修正いたしました。(2021/12/2 ねこのきもちWeb編集室)
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE 『【獣医師監修】猫にぶどうはNG。食べてしまったときの症状と対処方法』(監修:獣医師 酪農学園大学獣医学群獣医学類准教授 酪農学園大学附属動物医療センター集中治療科診療科長 佐野忠士先生)
取材・文/藤真もとみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE 『【獣医師監修】猫にぶどうはNG。食べてしまったときの症状と対処方法』(監修:獣医師 酪農学園大学獣医学群獣医学類准教授 酪農学園大学附属動物医療センター集中治療科診療科長 佐野忠士先生)
取材・文/藤真もとみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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