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猫が鼻をヒクヒクさせる理由 実は病気のサインのことも|獣医師解説

猫が鼻の穴を小刻みにヒクヒクと広げる動作をすることがあります。これには、どのような理由があるのでしょうか。心配のない場合もあれば、実は病気のサインというケースもあるようです。

今回、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

猫が鼻をヒクヒクする理由 病気のサインのこともあるので注意

くつろぐ猫
getty
猫が鼻の穴をヒクヒクと広げる動作をする理由としては、まず下記のようなことが考えられるでしょう。

・緊張
・興奮
・遊んだ後の息切れ
・ニオイが気になるとき
鼻をヒクヒクさせて呼吸することを鼻翼呼吸と呼びますが、上記のように一時的に見られるものであれば、特に問題はないものと思います。

ただし、鼻翼呼吸が続く場合、酸素の取り込みがうまくいっていない病態(呼吸器疾患や循環器疾患等)の可能性を疑います。また、発作の前兆など神経症状の可能性もあるので、注意が必要です。

猫が鼻をヒクヒクさせたとき、心配な場合とそうでない場合の見分け方は?

見つめる猫
getty
猫が鼻をヒクヒクさせる鼻翼呼吸は、上記のようにニオイが気になるなどの理由で日常で見られる動作ではありますが、なんらかの病気である可能性もあるため、そのサインを見逃さないようにしたいです。

危険なサインかどうかの見分け方のポイントとしては、下記のようなことでしょう。

・ヒクヒクが何分も続くかどうか
・開口呼吸や腹式呼吸、いつもと様子が違うなど、他に症状がないか
ヒクヒクする動作が継続的に起こり、他の異変が見られるかというのが危険なサインの判断基準にはなりますが、確実に見分ける方法はありません。

もし愛猫が余裕がなさそうに鼻をヒクヒクさせている場合は、何らかの原因で呼吸が苦しい可能性があります。早めに動物病院を受診し確認するのが安心でしょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
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