猫と暮らす
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猫を「不機嫌にさせてしまった」と感じる飼い主は約7割! ありがちな原因と対処法|獣医師解説
【調査】愛猫の機嫌を悪くさせてしまったことはある?
【体験談】愛猫の機嫌を悪くさせてしまった原因で思い当たることは?
かまったときに
- 「しつこくなでなでしてしまった。ご機嫌が悪くなったのでやめました」
- 「寝ている姿があまりにもかわいいので、つい触ってしまって怒られます」
- 「可愛い可愛いってしつこく話しかけたら、ウザそうに逃げられた」
- 「可愛くて、かまいすぎて『いい加減にして!』って感じてしっぽをパタンパタンさせたので、ごめんと言ってそっとその場を離れました」
- 「寝てる横で添い寝をしていたら、気がついたらいなくなってました。かまい過ぎるとよくないことは重々承知なのですが、触りたいし嗅ぎたいんです!諦めてひとりで寝ます」
お世話をしているときに
- 「ノミ、ダニ、フィラリアの予防をするための薬を垂らした時。おやつを与えてご機嫌をとっている」
- 「ブラシでお手入れする時に、背中はいいけどお腹だと機嫌が悪くなる」
- 「私がオヤツを持って近付いた。彼は美味しいオヤツに喜んだ。と、その時、爪切りが目の前に…彼は慌てて距離を取り、裏切りに傷ついた表情を私に向けた」
- 「爪切りをした後は、毎回しっぽをブンブン振って不機嫌になっています。『偉かったねー、ありがとねー』とだけ声を掛けて、そのまま放置です」
- 「薬を飲ませるために口を開けたのが原因。一度目は不意打ちだったのか上手くいったけど、二回目はすごく嫌がってしばらくご機嫌斜めでした。無理せずそっとしておいたらいつの間にか普段通りに戻りました」
- 「汚したお尻を嫌がるのを捕まえて拭いた時。しばらくは我慢してくれますが、限界を超えると機嫌を損ねます。大体ご褒美おやつで機嫌が直りますが、それでもダメなら、目線を低くして、ごめんね、と声をかけて頭を撫でるとため息を吐いて許してくれます」
かまってあげられなかったときに
- 「遊んであげると言いつつ、忙しくて後回しにしてたらにらまれた。人と同じで、いつもごめんごめんと言いながら約束を果たすことで結構仲直りできます」
- 「スマホばかり見ていると、わざと視界に入って来たり、猫運動会を始めたりして気をひこうとしてきます。そんな時は短時間だけでもスマホは止めて、おしりトントンや愛猫だけに集中してあげると満足します」
- 「手が離せず、いましてほしいことをやってあげられなかったり、相手にしてやれなかったことが続いた時。その後しばらくご機嫌伺いで、猫が寝付くまで添い寝する羽目になった」
- 「ごはんや、遊んでくれ〜と言ってるのがわかったにも関わらず、私自身の事を優先してしまった…。すぐに、『ごめん、ごめん』と言い、応えてあげた」
猫が不機嫌になる原因は、ほかにも!
- 「お出かけの時はいつも機嫌が悪くなります」
- 「来客が続いたとき、2階にひきこもり。あとで謝ってたくさん遊んであげると、ケロっとしています」
- 「ごはんの時間に待たせ過ぎたら、そばにいる猫に八つ当たりをします」
- 「多頭なので、かまう時も順番になってしまうのですが、いつも出遅れてくるコが拗ねた。しっぽをぴーんとしていたのに、普段のツンツンモード」
- 「無理やり病院に連れていった時。帰ってきてからも、ずっと怒ってました」
- 「じゃらしなどで遊んでいて、タイミング悪くぶつかってしまうことがあるのですが、その時は少し離れた場所に移動して『何するねん』みたいな目でジッと見られるので、すいませんでしたって謝ります」
- 「廊下に誤って締め出してしまった時。ごめんなさいと謝罪してから、おやつをあげました」
【獣医師解説】猫の機嫌が悪くなる原因と対処法
「アンケートの回答にもあったように、猫の機嫌を悪くしてしまう原因としては…
・愛猫が求める以上にかまいすぎてしまったとき
・お手入れしているとき(爪切りやブラッシングなど)
・愛猫のかまってほしいタイミングにかまえなかったとき(遊んでほしい、なでてほしい、ごはんがほしいなど)
愛猫をかまいすぎてしまった場合は、愛猫のほうから再び近寄ってくるまでは、そっとしておくのがよいかと思います。お手入れをする際は、愛猫の機嫌が悪くならないような工夫が必要です。お手入れ中やお手入れ後に、おやつなどのご褒美を与えるとよいでしょう。
また、なかなかかまってあげられずに愛猫の機嫌を損ねてしまった場合は、飼い主さんがかまえるタイミングでよいので、愛猫の要求に応えてあげてくださいね」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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