猫と暮らす
UP DATE
猫にも音の好き嫌いがある! 本能的な好みと経験的な好みとは?
猫が本能的に好きな音は?
・ピアノを弾くと、膝に乗ってくる
外の鳥の鳴き声や、テレビから流れる動物の鳴き声に反応するのは、本能的に獲物である小動物を想起しているからだと考えられます。
またピアノなどの楽器の高い音を好むのも、同様の理由で狩猟本能が刺激されているのでしょう。
猫が本能的に嫌いな音は?
・バイクや飛行機の音を聞くとフリーズする
猫は人よりも広い可聴域をもっており、人が聞こえる以上に音が大きく聞こえます。また、野生時代の敵のうなり声は低い音でした。
これらの影響で、くしゃみなどの大きな音や、乗り物が発する低い音は本能的に苦手な傾向に。
また、猫には遺伝的に嫌いな音もあります。これはその個体ごとの遺伝子が聴覚系に影響を与え、特定の音に対して何らかの過剰反応をしていると考えられるでしょう。
猫が経験的に好きな音は?
・猫用おやつの袋を開ける音がすると、どこからでも戻ってくる
飼い主さんを、いつも嬉しいことをしてくれる人と認識していると、飼い主さんの出す音に敏感になることがあります。
また、猫は本能である食欲にまつわる音は覚えやすい傾向にあるため、おやつの袋の音などに反応するのでしょう。
猫が経験的に嫌いな音は?
・目覚まし時計のアラーム音でゆっくりと起きてくる
インターホンの音は、自分の縄張りに知らない人が入ってくることへの恐怖とつながっていると考えられます。
また、目覚まし時計のアラーム音は、寝ているところを無理やり起こされることへの面倒くささを覚え、嫌いな音になっているかもしれません。
参考/「ねこのきもち」2019年5月号『どの猫も好きな音は? クラシック音楽で癒される? 知りたい ねこと音』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE