猫を飼育する際に悩むもののひとつとして、使用するトイレのタイプやトイレの置き場所についてがあげられるでしょう。今回は、トイレの種類や置き場所、掃除方法などトイレに関することをまとめて解説します。トイレについてお悩みの方は参考にしてみてください。
たくさんあるトイレの種類
四角い箱型をしたオープンタイプのトイレや、高い壁が猫砂の飛び散りをガードしてくれるハーフドームタイプのトイレ、屋根もついていて周りが囲まれているドームタイプや、「砂落とし型」とも呼ばれているシステムタイプ、上から出入りするタイプのトイレなどさまざまな種類のトイレがあります。
トイレを置く場所はどこがいい?
こんな場所がおすすめ
猫のトイレは、猫が行きやすく、飼い主さんが掃除をしやすい場所に置くことが好ましいです。そのため、人と猫が多くの時間を過ごすリビングは最も適した場所といえるでしょう。猫がトイレに行きやすく、飼い主さんも排泄のチェックがしやすいため、掃除もすぐに可能です。また、温度管理がされていることも適している理由のひとつといえるでしょう。
ニオイが気になるという方には、換気扇のついている人のトイレや洗面所もおすすめです。リビングと違い、猫の排泄の様子を目にする機会は減ってしまいますが、人が定期的に使用する場所のため、排泄物のチェックは可能です。ただし、猫がドアなどに挟まれないようドアストッパーなどを利用しましょう。
こんな場所は要注意
猫の通り道であることや、ほかに置き場所がないという理由から廊下や玄関にトイレを置いている方もいるでしょう。しかし、冬になると寒さが苦手でトイレに行かなくなってしまうおそれも。
廊下や玄関にトイレを置く場合は、使用するトイレのタイプを考慮したり、風よけを作ったりなどの対策をするようにしましょう。
トイレのお手入れ方法
日常的には、ウンチと周囲の砂、オシッコによって固まった砂を取り除き、容器が汚れている場合はお掃除シートなどでふき取る程度のお掃除で問題ないでしょう。使用しているトイレタイプによっても異なりますが、さらに清潔さを保つために、2週間に1回程度はトイレを丸洗いするのもおすすめです。
丸洗いをする際は、お風呂場などで中性洗剤を使用してスポンジで汚れをこすり落とします。その後、容器に水を張り、規定量の塩素系漂白剤を入れたら約30分つけ置きましょう。つけ置きが終わったら乾燥させ、新しい猫砂を入れてもとの場所に戻します。トイレの周辺も拭き掃除をすることで清潔な空間を保てますよ。
きれい好きといわれている猫のためにも、つねに清潔なトイレを保ち、愛猫がトイレを我慢せず快適に過ごせる環境を整えましょう。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫のトイレ事情|種類や場所・トイレトレーニング・掃除法を徹底解説』(監修:目黒アニマルメディカルセンター 隅田川動物病院 循環器担当 佐藤貴紀先生)
文/山村晴美
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。