猫と暮らす
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離れた場所からアピール、自分から甘えられない。健気な「甘え下手」猫の特徴
【調査】愛猫は甘えるのが下手だと感じる?
愛猫のどのような姿を見て「甘え下手」だと思った?
もっと近くに来ていいのに…
- 「なでなでしてもらいたくて近寄ってくるけど、微妙に手が届かない距離にゴロンとする。そして、ゴロゴロしながら遠ざかっていく。仕方がないので、私がそちらに近寄っていく」
- 「私がソファに座ると隣に乗りますが、微妙な距離をとります。ニャアニャア甘え声で呼ぶのに、近くに行くとパンチします。それでも近くがいいようなので、おとなしく側に寄り添っています」
- 「少し離れてずっとそばにいます。なんとなくおやつか、なでてほしいのか、考えて動いてます」
- 「近寄ってくるのに逃げる。驚かさないように近づいて、スキンシップを図る」
- 「そばには来るけどそこから近寄るのに時間がかかるので、手のにおいを嗅がせてから少し触ってあげると、喉を鳴らして喜んでいます」
自分から行けない?
- 「甘えたいのに、呼ばれるのを待っていることがあります。呼ぶと嬉しそうにニャーって鳴いて、駆け寄ってきます」
- 「家で仕事をしているとき、甘えたいのに足元にじっといる。おいで!と声をかけると甘えてくる」
- 「じ~と見てるけど寄って来ない。顔を見ると甘えたそうにしてる。なので少しずつ少しずつ体をなでて、気持ち良くなって転がったら、思いっきりなで回すようにしています」
- 「ずっと見つめていて、呼ばれるのを待っている。通りすがりや、そばにいるときはなでるようにしています」
- 「膝乗りやスリスリをあまりしてこない。でも、かまってほしいのでわざわざ目の前でコロンとして待ち、私が抱きあげてソファに乗せるとフミフミして寝ようとします」
- 「なでてほしいならこっちに来ればいいのに、離れたところから一生懸命呼んでいる。こちらが行くと横になり、なでてもらう体勢になる」
- 「甘えたいときは遠慮がちにそばに来て、飼い主が気がつくまで黙ってお座りしている」
遠慮してなのか…
- 「甘えるのが下手というか、多頭飼いなのでほかのコに遠慮してしまうコがいます。以前はものすごく甘えん坊だったのですが、妹猫が産まれてからギャルパワーに押されてしまうのか、遠慮がちに。遠慮しなくていいよと教えるため、積極的に抱っこしたり、膝の上に乗せたりしています」
- 「甘えん坊の先住猫に気を遣っているらしく、先住猫がいないところでだけ甘えるコがいます。珍しく甘えてくるときには、ずっとなでながら話しかけてあげます」
- 「もっと甘えたいのに、我慢しているように感じるときがある。私が忙しそうにしているときは特に。子どもに遠慮しているというか、甘えるのを子どもに譲っているのかな?と思うときもある。なので、甘えて来たときや、時間の余裕があるときは思いっきり甘えさせてあげている」
こっそり甘えてくる
- 「先住犬がいるため、犬の前では甘えてこない」
- 「複数飼いなのだが、一番最初のコは目も見えてない子猫で保護したコだったので、二番目のコを迎えるまで、猫を見たこともないし、猫社会も知らなかった。二番目のコが甘えん坊で甘えてる姿を見て、真似しようとがんばるが、恥ずかしいらしく、トイレや風呂場など個室で二人きりになったときに思う存分なでてあげる(笑)」
- 「兄妹猫で、ほかの猫がいるときは甘えてこない。みんなが寝てからそぉ~っとそばに来て甘えて来るので、そのときは飽きるまで甘えさせてあげます」
- 「多頭飼いをしています。ほかの猫がいるとほぼ甘えないが、違う部屋とかで1匹になるとゴロゴロふみふみ赤ちゃんに逆戻りするのが、普段とのギャップでメロメロになる。なので、わざとそのコだけ寝室に連れて行って、いっぱい甘えられる時間を作る」
スキンシップが苦手
- 「甘えるのが下手というか、基本的には頭を触られるのも嫌がるし、抱っこも嫌い。だから、寄ってきたときだけ可愛がる」
- 「抱っこは絶対ダメ。用事があるときはただジーと見てきて、小さくニャーと鳴く」
- 「2才半で、いまだに抱っこもあまり好きではないし、気ままなコです。甘噛みするときなんかは甘えているんだと理解してますが、人には痛いということを叱らず教えるのに苦労します」
ほかにも、こんなエピソードが!
- 「特定の人だけ、よく鳴いて甘えてる」
- 「呼ぶくせに応えると逃げる(笑)」
- 「先住猫が、保護猫を迎えてから甘え下手になってきたというか、一歩引くようになってきました。後輩猫をなでていたら陰からじっと見ていたり、とか。なるべく私と先住猫の二人きりの時間を持つようにして、思う存分甘やかします」
- 「膝に乗っている同居猫を見た後、お粗相しまくり。膝には乗れないけど、膝の下に潜ってくつろぐのが好きなので、膝下に潜れるスペースを作ってあげる」
- 「ストレートな表現ではなく、少し離れているところから何かを訴えてくる感じです。そんなときはゆっくりと声をかけながら、自分から動き出すまでそばにいます」
- 「先住猫の女のコは甘え上手なのですが、あとからきた猫の男のコは甘えたくても甘えられないタイミングがあるらしい。そういうときは、先住猫が甘えてるのを座ってジッと見て呼ばれ待ちしてるので、名前を呼び満足するまでなでてあげます」
【獣医師解説】甘えるのが下手な猫の特徴
「甘えるのが下手な猫が見せるしぐさ・行動には、次のようなものがあるでしょう。
→飼い主さんの近くにいるだけで安心し、それだけで十分な気持ち
→飼い主さんのほうから近づいてきてほしい、こっちにきてほしい、声をかけてほしい
→同じテリトリーで生活しているので、仲良く暮らしていくために空気を読んでいる
こうしたコたちは、その距離感で満足している可能性もありますが、そっと近づいても逃げない場合は声をかけたり、なでてコミュニケーションをとってあげるとよいかと思います。愛猫の様子を見ながら、甘えさせてあげましょう」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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