猫と暮らす
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猫がいきなり「こてん」と倒れる理由 かわいいアピールのことも
猫がいきなり“こてん”と倒れる意味は?
岡本先生:
「一般的に、動物が地面から足を離してゴロンと横になるしぐさや、急所であるおなかを見せるしぐさをするときには、とても安心していたり、リラックスしていたりすることが多いです。猫が“こてん”と倒れるしぐさをするときも、そういったリラックスしている気持ちが関わっていると考えられます」
相手の気を引くために“こてん”と倒れることも
「すぐそばに飼い主さんやほかの猫がいる状況で“こてん”と倒れるときは、その相手を誘っている場合もあります。『遊ぼう』『かまって』『こっちむいて』など、自分の気持ちを伝える手段として“こてん”と倒れることもあるようです」
どんなシチュエーションのときに”こてん”と倒れる?
岡本先生:
「取り立てて変わったこともなく、まったり穏やかに過ごしているタイミングのときに見られやすいと思います。“こてん”と倒れるしぐさは猫が安心しているときに出やすい行動ですので、警戒心が高まっているような状況ではあまり見られないでしょう」
愛猫が”こてん”と倒れたときはどう接したらいい?
岡本先生:
「まずは猫のそばに行き、少し声をかけてみてください。声かけに対して猫が目を見開いてワクワクした表情を見せたり、足元にじゃれついたりするようであれば、それは『かまってほしい』というサインです。ぜひ積極的にかまってあげてください」
声かけをしても反応がうすいとき
「声かけに対して猫が少し面倒くさそうな表情を見せたり、しっぽだけちょっと動かすなど、リアクションがうすかったりする場合は、『ただ飼い主さんの近くでくつろぎたい』『のんびりしたいだけ』という気持ちの可能性も。この場合は、そのまま猫のそばにいて、次の行動を見てみましょう。猫がそのまま、まったり過ごし続けるようであれば、積極的にかまうことはせず、近くで一緒に過ごしてあげるのがよいと思います」
取材・文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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