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猫も高齢化がすすむ 先を見据えて考えておきたい“お年寄り猫”との暮らし方

人だけではなく、猫も高齢化が進んでいます。猫の寿命が延びるのはうれしいことですが、体も心も若いころと同じようにいかないことを忘れてはいけません。「超シニア」と呼べる16才以上になったときに焦らないよう、愛猫がシニア期にさしかかったころから考えたいことを、獣医師の小林清佳先生に教えてもらいました。

これまで以上にストレスフリーな暮らしを心がける

植物で遊ぶ猫
ramustagram/gettyimages
超シニア期の猫には、できるだけストレスをかけたくないもの。日頃のお世話も、愛猫が嫌がらない、望む方法で行うことが必要になるでしょう。少なくとも7才を過ぎたらもう一度愛猫の行動を観察して、好みを把握するようにしましょう。
フードや居場所の好み、行動パターンなどを把握しておくと、あとあと役に立ちます。

苦手なものに慣れさせておく

見つめるちゃあくん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
超シニア期に入ると、嫌がることでもさせなくてはならないことがでてきます。薬を飲ませなければならなくなったり、事故や病気を防ぐために爪を切ったり、歯周病予防のための歯磨きが必要になることも。
また、いざというときにペットシッターを呼べるよう、飼い主さん以外の人からお世話を受けることにも慣れさせておきたいです。

シニア猫がかかりやすい病気の症状を知っておく!

寝転がるイブちゃん(スコティッシュフォールド)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
腎臓病や糖尿病、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)、ガン、関節炎はシニア猫が心配な病気。超シニア期になったら、病名だけではなく、初期症状まで把握しておくと異変に気づきやすくなるでしょう。
早期発見をして病気の進行を遅らせたり、完治する確率を上げられたりするほか、早期に治療を行うことで愛猫の体にかかる病気の負担を減らすことができます。

いざというときの準備も忘れずに!

ホワイトの猫
CAHKT/gettyimages
いつ何が起こってもおかしくないのが超シニア期。緊急事態が起きてから考えるのでは、焦ってしまい、よい選択ができないことも。
7才を過ぎたくらいのまだ余裕のあるうちに、体調が急変したときや亡くなったときのことを考えておくようにすると、最期に悔いを残さずにすむでしょう。夜間を含む緊急時の受診先や、最期の迎え方、留守番時のことなどを考えておきたいです。
愛猫がまだ若いうちは、超シニア期のことを考えづらいかもしれません。いつか訪れる超シニア期を見据え、7才を過ぎたころから準備をしておくことで、愛猫になるべく快適な生活をさせてあげたいですね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2019年2月号『うちもこんなふうになったらいいなぁ 超シニア猫とのゆったりまったり暮らし』
文/小崎華
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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