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突然子猫を飼うことになった まず何をすべきか獣医師に聞いた

もし子猫を迎え入れることになったら、うまく対処できるでしょうか?今回はいざというときに慌てないためにも、子猫のお世話で知っておきたいことについて、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生にお話をうかがいました。

子猫の生活スペースについて

ロシアンブルーのブルーちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫を迎え入れた場合、初日の猫の生活スペースは、どのように整えてあげるべきでしょうか?

白山先生:
「初日の猫用スペースは飼い主さんがよく見てあげられる場所で、かつ静かな場所に設置してあげるといいでしょう。大体1m四方のスペースに、寝床、フードと水、トイレなどを入れてあげて。子猫が出られない高さの壁を作るか、猫用の小さめのケージを用意してあげてもいいでしょう。
猫はきれい好きでニオイにも敏感なので、寝床やフード、水はトイレから離れた場所に置くようにしてあげてください」

子猫への接し方について

ミケ猫のミロちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――子猫を迎え入れた初日は、子猫にどのように接するべきでしょうか?

白山先生:
「初日は環境の変化に対応しきれず、ストレスを感じたり、体調を崩してしまったりすることもありえます。あまり構わずに、少し離れたところから優しく見守ってあげましょう。
落ち着いてきて、ケージの中を歩き回ったり、外の様子を気にしたりするようであれば、少し自由に部屋の中を歩かせる時間をとってあげても構いません。その際は、必ず飼い主さんの目の届く範囲内に限定しましょう。
緊張していたり怖がっていたりする場合は、初めは無理せず、子猫のスペース内だけで過ごさせてあげましょう」

子猫にフードや水を与えるときの注意点

ラガマフィンのQuillちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――子猫を迎え入れた初日、食べ物や飲み水はどのような点に気をつけるべきでしょうか?

白山先生:
「初日は少量ずつ様子を見ながらあげるようにして、水は新鮮なものを常に飲めるようにしてあげましょう。
緊張でなかなか食べてくれない場合は、人肌に温めてみたり、やわらかくしてあげてみたりしても。トイレに連れて行って排泄を促してあげると、食べてくれることもあります。子猫が半日以上食べない場合は、体調が悪いケースも考えられるので、動物病院に相談してください」

おやつはあげてもいいの?

――子猫におやつはあげても大丈夫なのでしょうか?

白山先生:
「基本的にはおやつは与えないほうがいいでしょう。猫の子猫期は生後0~12ヶ月ごろまでで、この期間は猫の体も心も大きく成長していきます。そのためこの時期は、子猫用に調合された総合栄養食を与え、しっかりとバランスのとれた栄養管理を心がけることが大切です。
おやつは爪切りやブラッシングなどのあと、来客時など、特別なご褒美やコミュニケーションツールとして利用してみてください」

――ありがとうございました。
猫との出会いは突然おとずれることもあります。いざというときに慌てることのないように、子猫を迎え入れるための基礎的な知識を身につけておくといいでしょう。今回うかがった内容も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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