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猫も「後悔する」?「恥ずかしい」と感じる? 複雑な感情は猫にあるのか専門家に聞いた

猫も人と同じように、嬉しい、楽しい、イヤだなど、さまざまな感情をもっていますが、人ほど複雑な感情を抱くことはあるのでしょうか? 今回は、「後悔する」や「恥ずかしい」など、人に近い複雑な感情が猫にもあるのかどうかを、動物看護師の小野寺温先生に伺いました。

後悔する

Mix(サバトラ)のにゃーちゃんくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
人の場合、過去の出来事を思い出してくよくよと後悔することがありますが、猫にその考え方はありません。しかし、例えば机に乗ると怒られるのを知っているのにもかかわらず、うっかり机に飛び乗ってしまったときなどに「しまった!」と感じることはあるようです。つまり、猫にも後悔に近い気持ちはあるということなのでしょう。

感謝する

Mix(キジトラ)の叶ちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
残念ながら、猫に感謝する気持ちはないようです。だからといって、猫は飼い主さんに無関心というわけではありません。多くの飼い猫は、飼い主さんのことを「自分にいいことをしてくれる人」と認識し、信頼できる存在と思っています。感謝の気持ちはなくても、一緒にいて幸せだと感じているでしょう。

恥ずかしい

Mix(キジトラ)のはるちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫に「他者に見られて恥ずかしい」という気持ちはないようです。例えば、ジャンプを失敗したときなどにお腹をなめるしぐさをするときがありますが、これは恥ずかしいからごまかしているのではなく、動揺する気持ちを落ち着かせるための行動だと考えられています。

あきれる

Mix(キジトラ)のむぎくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
あきれるという感情は、他者の行動を見聞きして驚いたり、唖然としたりするといったものですが、これは猫にはないようです。そもそも猫は人やほかの猫にそこまで関心を持たず、自分にとって「快」か「不快」かで物事を考えます。そのため、他者の行動であきれることはなくても、不快だと感じることはあるでしょう。
猫は人ほど複雑な感情はもたないようですが、それでもいろいろと考えながら過ごしています。愛猫が毎日楽しい気持ちで暮らせるよう、考えながらお世話してあげましょうね。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2022年8月号『喜怒哀楽に嫉妬や感謝… 専門家が判定します 猫にある?ない?この気持ち』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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