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「カリカリ」「ムニャムニャ」猫飼いさんにはおなじみの音を専門家が解説

猫と暮らしていると、猫が発する生活音が自然と耳に入ってきますよね。なにげない日々の音であっても、猫と一緒に暮らしているという幸せを感じる瞬間です。今回は、哺乳動物学者の今泉忠明先生に、猫が奏でる音の秘密について教えていただきました。

寝言のような音

ムニャムニャするミミちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫も人と同じく、深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を繰り返します。しかし、警戒心が強い猫はほとんどがレム睡眠。このため、人と同様に夢をみることがあるといわれています。夢につられて口を動かしたり、思わず鳴いたりすることもあるようです。なんだか人のようで、微笑ましいですね。

ドライフードを食べる音

初めてのドライフードに挑戦♡
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫がドライフードを食べているとき、「カリッ」「カリュッ」と軽快な音がしますよね。一心不乱に食べているとき、ハグハグと息が漏れるのも愛おしいポイントです。

肉食動物である猫は、草食動物のように食べ物をすり潰しながら食べることはしません。ドライフードを食べるときは、臼歯(奥歯)で割る程度で、ほぼ丸飲みしています。このため、ドライフードが割れる軽快な音がしてくるのです。

人を舐める音

舌を見せるキュリくん
猫の舌は、生後3カ月頃から「糸状乳頭(しじょうにゅうとう)」というトゲのような突起が約300個も生えるといわれています。舌がザラザラなので、生後3カ月以上の猫になめられると、ザーザーとかすれたような音がするように感じるのです。

ジャンプの着地音

ジャンプした瞬間のかんなちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の肉球はプニプニと弾力があって柔らかく、クッション性も抜群。そのうえ関節が柔らかく曲がるので、さらに足音を吸収できます。じゃらしなどで遊んだときに勢いよくジャンプしたとしても、小さく軽やかな着地音しか聞こえないのはそのためです。
猫が発する音は、どれも愛しいもの。耳を澄ませて、愛猫が奏でる音を聞いてみてくださいね。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長)
参考/「ねこのきもち」2021年5月号『猫の音に、耳をすませば…鳴く以外にも、こんなに生活音で奏でていました♪』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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