1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 健康管理・健康診断
  5. 梅雨時期は猫も体調を崩しがち 特に注意してあげたい猫は 獣医師に注意したいことを聞いた

猫と暮らす

UP DATE

梅雨時期は猫も体調を崩しがち 特に注意してあげたい猫は 獣医師に注意したいことを聞いた

暑さが続く夏になると、熱中症や夏バテを起こさないように気をつけている飼い主さんが多いと思いますが、じつは、梅雨どきに体調を崩しやすい猫が増えてきているようです。今回は、猫が梅雨どきに体調を崩しやすい原因、注意したい猫について、獣医師の小林清佳先生に教えていただきました。

季節の変わり目は猫も体調を崩しやすい

ミケのモミジちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
人でも季節の変わり目に体調を崩す、「気象病」のかたが増えてきているようです。
気候や気圧の変化により、自律神経やホルモン分泌に影響するために体調を崩しやすくなりますが、猫もおそらく同じ原因で体調を崩すと考えられています。
梅雨時期は日によって寒暖差が大きく、湿気が多い状況が続くので、こうした環境に体がついていけないと、さまざまな体調不良が起こりやすくなるでしょう。

寒暖差による体調不良

白の雪月ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
気圧が大きく変化する梅雨どきは、寒暖差が激しくなります。気圧の変化は、内臓などの機能を調整する「自律神経」に影響を与え、さまざまな体調不良の原因になります。
また、暑くなったり、肌寒くなったりすること自体が体にとって負担となり、ホルモン分泌や免疫システムに影響します。その結果、内臓などの機能が低下したり、アレルギー症状を引き起こしたりすることも。

湿気による体調不良

白のシフォンちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
人は暑いとき全身に汗をかき、汗を体表で蒸散させて体温調整します。しかし、猫は鼻と肉球以外に汗腺がなく、鼻と肉球で汗を蒸散させるほか、毛づくろいをしたときに体表についた唾液を蒸散させているのです。
人も猫も高温多湿の環境下で体温調節をさせるのは難しく、体に熱がこもり不調を起こすことがあります。

こんな猫たちは要注意!

ミヌエットのラテちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
梅雨どきに体調を崩しやすい猫たちを紹介します。当てはまる場合は健康状態に注意しましょう。
【シニア猫】
圧倒的に環境ストレスに弱く、体調を崩しやすいです。持病が悪化したり、落ち着いていた猫カゼが再発したりすることも。

【持病のある猫】
どんな病気も気候の影響を受けて悪化する可能性があります。とくに代謝が上がる甲状腺機能亢進症の猫は注意しましょう。

【長毛の猫】
長毛の猫は寒冷地出身の血統が多いため、暑いときの体温調節が苦手です。また、被毛が放熱を妨げるため、体に熱がこもりやすい傾向に。
梅雨の後は厳しい暑さが続きます。人も猫も体調をくずさないように過ごしていきたいですね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカ動物病院院長)
参考/「ねこのきもち」2021年6月号『寒暖差と湿気が不調を招く!?必要です 猫の「梅雨バテ」対策』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る