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野良猫をうちに迎えたいと思ったら 人慣れさせる方法と準備・注意点を解説

近所で見かける野良猫を、我が家にお迎えしたい!と考えている人もいるでしょう。とはいえ、警戒心の強い野良猫をすぐに連れて帰るのは難しいもの。そこで今回は、野良猫を人慣れさせる方法や、家に迎え入れる際の準備・注意点について解説します。

野良猫を人慣れさせるには

暑さでとろけるトト子ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
外での生活が長ければ長いほど、猫の警戒心は強く、人に慣れにくい場合が多いです。最初は猫が自ら近づいてきても触れたりせず、優しく声をかける程度にしてください。よい印象を与えるためにも、フードをあげることから始めましょう。

徐々に慣れてきたら、もう一歩ステップアップを。「棒状のモノのニオイをかぐ」という猫の習性を利用して、指のニオイをかがせて存在を認識してもらいましょう。そのときに、そっと背中をなでてあげるとベターです。

室内へ招き入れる段階になったら、トイレとケージを用意しましょう。猫が隠れる場所を確保するためにも、ケージは重要です。人との関わりは少しずつ増やしていきたいので、最初はフードやトイレなど最低限のお世話だけに留めましょう。手から直接フードを食べてくれるようになったら、大きな進歩といえます。

野良猫を保護するための準備

元地域猫のマルコちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
外で暮らしていても、野良猫とは限りません。その地域で保護・管理されている地域猫や放し飼いの飼い猫、迷い猫の可能性もあります。地域猫を示す耳カットや、首輪・マイクロチップがないかなどを確認してから保護しましょう。

また、外で暮らしていた猫は、ノミ・ダニの寄生やウイルス感染のリスクがあります。寄生虫やウイルスを家の中に持ち込まないよう隔離しておき、すぐに動物病院を受診してください。ひととおり検査が終わったら、必要に応じて寄生虫の駆除や病気の治療、ワクチン接種などをしてもらいましょう。

猫を迎え入れるうえで、最低限必要な飼育グッズは以下のとおりです。

・食器
・キャットフード
・猫用のミルクや離乳食(子猫の場合)
・砂・容器などのトイレ用品
・暖房機器(子猫の体温調節用)
・ケージ
・キャリーバッグ

野良猫を迎えたあとの注意点

毛布でぬくぬくするふくくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
まだ子猫であれば、月齢によって与えられる食べ物が異なります。ミルクや離乳食しか与えられない段階なのか、ドライフードも食べてOKなのか、動物病院で調べてもらいましょう。子猫の場合、人の手でミルクを飲ませたり、排泄を促したりしてあげる必要もあります。間違ったお世話をすると体調不良を起こしてしまうので、正しいお世話の仕方も教えてもらってくださいね。

また、外で暮らしていた野良猫は、室内でのトイレには不慣れです。はじめは粗相を繰り返してしまうこともありますが、できるようになるまで根気よく教えてあげましょう。また、猫は一般的にお風呂が苦手なので、無理やり入れる必要はありません。お風呂やシャンプーは駆除薬の投与後、猫が慣れてからトライしてみましょう。
野良猫を迎え入れたら、一生その猫を飼う覚悟と責任をもつ必要があるということを忘れないでください。そのコが健康で幸せに暮らしていけるよう、しっかりと準備してあげましょう。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】野良猫は家猫になると幸せ? 野良猫を飼う・迎えるときの準備と注意点』(監修:ねこのきもち獣医師相談室)
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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