1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 野良猫は家猫になったら幸せ?室内飼いの安全性と外への欲求について

野良猫は家猫になったら幸せ?室内飼いの安全性と外への欲求について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「近所の野良猫を家猫として迎え入れたい」と思ったことはありませんか?今回は、野良猫を家猫として飼育する際の準備や気をつける点とともに、室内飼いの安全性について解説します。また、家猫は外へ出たいのかという疑問にもお答えします。

家猫ならこんなリスクも軽減できる?

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ

道端を優雅に歩く野良猫を見かけて、「自由気ままに生活しているんだな」と少しうらましさを感じる一方で、外で生活することのリスクにまで考えが及ぶ方は少ないのではないでしょうか。奔放にストレスなく生きているように見える野良猫ですが、実はさまざまなリスクと隣り合わせの生活を送っています。

思わぬケガや他の猫とのケンカ

常に道端で生活している野良猫は、交通事故に遭うリスクが高くなります。それだけでなく、他の猫とのケンカでケガをしてしまうことも考えられます。また、そういったケガを負った際に、治療をしてもらえないというデメリットも生じるでしょう。

感染症などの病気

他の猫との接触が多い野良猫は、猫風邪や白血病などのウイルスに感染するリスクも高まります。また、野良猫は去勢・避妊手術をしていない可能性が高く、放し飼いされている飼い猫を妊娠させてしまうかもしれません。

家猫なら防げるかも!

このように野良猫には、外で生きているからこそのリスクが数多く生じます。一方で常に室内にいる家猫は、当然ですがこれらのリスクから回避できる可能性も高くなります。もし運動量に対するストレスが心配な場合は、キャットタワーを作るなど工夫することで解消できますよ。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「猫の放し飼いはデメリットだらけ!それでもまだ放し飼いしますか?」

獣医師がお答え!野良猫を家猫にするときのギモン

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ

野良猫をならして家猫にするためにはどうしたらいいですか?

外で生活している野良猫は警戒心が強く、野良猫としての生活が長いほど、人に慣れるのは難しくなります。序盤はその警戒心を解くことを優先し、ごはんをあげるなどして好印象を与えることから始めましょう。猫が近づいてきても触れず、動かず、優しく声をかける程度にしてください。

慣れた様子がみられたら、「棒状のモノのにおいを嗅ぐ」という猫の習性を利用して、人差し指などのにおいを嗅がせながら、あなたの存在を認識してもらいましょう。その際、そっと背中をなでてあげられるとベストです。

室内へ招き入れる段階になったら、必需品のトイレにくわえて、猫が隠れる場所を確保するためのケージを用意します。人との接点を徐々に増やしていくことが大切なので、最初はエサやトイレなど、最低限のお世話に留めておきましょう。徐々にエサやりにかける時間を増やしていき、手から直接食べるようになれば大きな進歩です。

野良猫を保護しようと思っています。どんな準備をするべきですか?

猫の生活に必要な、食器やトイレセット、ケージなどの猫グッズの用意はもちろんのこと、猫の体そのものや、健康に関する確認も忘れてはいけません。野良猫はノミやダニの寄生や、寄生虫に感染しているケースも多いので、必要な処置が完了するまでは家の中に虫を落とされないように隔離しておきましょう。

また、猫エイズや白血病の検査も必要ですが、どちらのウイルスも感染から1か月以上経たないと検出できません。先住猫がいない場合は、家猫として招き入れて1か月以上経ってからの検査で良いでしょう。その後、猫の健康状態に問題がなければ、ワクチン接種を検討してください。もし猫風邪などがひどい場合は、治療を優先してくださいね。

他にも、外傷や体調のチェック、去勢・避妊手術の相談なども必要となるので、猫が落ち着いたら早めに動物病院へ連れて行きましょう。

あげてもあげてもごはんを欲しがります。大丈夫ですか?

猫はもともと狩猟生活を送っていたので、食べられるときに目一杯食べておこうという本能を持ち合わせています。そのため、元野良猫に限らず、ごはんを際限なく食べてしまう猫も。さらに、野良猫時代は野生と同じような環境だったと言えるので、より食べ物への執着が強くなってしまうことがあります。

欲しがるだけ与えてしまうと肥満の原因になるので、体重や年齢、状態を鑑みた上で、適量を与えるようにしてください。稀にいつも以上に欲しがるようなときは、1割程度の追加ならあげても良いでしょう。その際は、おやつよりもフードを追加する方が栄養的にも良いです。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「室内飼いでも油断は禁物!猫の寄生虫に気をつけよう。」

外に出たい欲求はあるの?

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ

猫を室内飼いしていると、猫が外を見つめている場面を目にすることがあるでしょう。特に野良猫を家猫として迎え入れると、「外へ出たいのではないか」「家の中が退屈なのではないか」と不安になる飼い主さんもいるかと思います。はたして野良猫に、外へ出たい欲求はあるのでしょうか?

ずばり、外への欲求はある!

野良猫として外で生活をしていた猫は、外の世界も自分の縄張りと認識しています。つまり、“外へ出たい欲求は大いにある”と言えるでしょう。しかし、これまで解説してきたように、外には猫にとっての危険がたくさん潜んでいます。外へ出たい欲求を抑えさせるのは難しいですが、一度室内飼いをすると決めたら必ず徹底させましょう。なお、室内だけが自分の縄張りだと思っている猫は、侵入者がいないか見張っているだけと考えられます。

本能を満足させてあげて

外へ出たい欲求が強いあまり、鳴くなどして気持ちを伝えようとする猫もいます。そういった場合は、狩猟本能が満たされるような遊びを取り入れるなど、工夫してみましょう。キャットタワーなどで運動量を増やし、室内生活でも楽しいと思えるような環境を整えてあげることも大切です。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「猫に散歩は必要ない?室内飼いのコツと散歩させる場合の注意点」

野良猫か家猫か、どちらが本当に幸せかは猫に聞いてみないとわかりません。しかし家猫として迎え入れることで、さまざまなリスクから回避でき、食事などの心配からも解放してあげることはできます。必ずしも野良猫を保護することが正解とは限りませんが、いつも庭にくるあの子と生活をしたいと考えている方は、しっかり準備をした上で迎え入れるようにしましょう。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「獣医師が答えるQ&A(飼い主になつかない)」

ねこのきもち WEB MAGAZINE「獣医師が答えるQ&A(飼い方)」

参考/「ねこのきもち」獣医相談室発『愛猫のために知っておきたいQ&A45』
   「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『猫の放し飼いはデメリットだらけ!それでもまだ放し飼いしますか?』
   「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『獣医師が答えるQ&A(飼い主になつかない)(飼い方)』
文/JANE
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

猫と暮らす

更新

関連するキーワード 一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る