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うちの猫はどのタイプ? 猫の好む人との「距離感」を診断してみよう

猫にとってのベストな距離感は、猫自身がもつ遺伝的な要素や、育ってきた環境によって個体差があります。今回は愛猫がどのような距離感を好むのか、その診断方法とそれぞれの猫のタイプについて、獣医師の藤井仁美先生が解説します。

愛猫のタイプを診断! ベストな距離感は?

ミケ猫のマリーちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんとのふだんのコミュニケーションから、愛猫が心地よいと感じる距離感を診断してみましょう。以下の中から、愛猫に近いと思う項目を選んでくださいね。複数飼いの場合は、それぞれの猫で診断を。
《CHECK1:飼い主さんとのスキンシップ》
A.スキンシップが大好きなので求めてくる
B.気分によっては求めてくる・または受け入れる
C.苦手なので受け入れない

《CHECK2:おやつ(フード)を与えるとき》
A.飼い主さんの手から食べる
B.飼い主さんの目の前で食べるが、手からは食べない
C.飼い主さんがいないときしか食べない

《CHECK3:遊び》
A.飼い主さんと遊びたがる
B.遊びに誘っても、のってこないときがある
C.飼い主さんと遊ぶより、“ひとり遊び”が好き

《CHECK4:離れた場所から愛猫の名前を呼んだとき》
A.近くに来ることが多い
B.飼い主さんと目を合わせるが、その場から動かない
C.飼い主さんと目を合わせない

《CHECK5:飼い主さんの帰宅時》
A.出迎えに来る
B.とくに動じない
C.隠れる

《CHECK6:起きているときによくいる場所》
A.ソファなど、飼い主さんがよくいる場所
B.猫タワーなどの高い場所
C.カーテンの裏など、飼い主さんから見えない場所

合計点をチェック!

A:3点
B:2点
C:1点

上記の点数で、6項目の合計点を出してください。

15点以上の猫は「ピッタリタイプ」

お父さんに甘えている福ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんに触れられたり、くっついたりできる距離感が心地よいタイプの猫だと考えられます。警戒心は低めで、人のぬくもりを感じることで安心できるでしょう。飼い主さんからのコミュニケーションを積極的に受け入れ、甘えてくるなど猫から飼い主さんへのアプローチも。
このタイプの猫が飼い主さんにくっついてきたら、積極的に応じてあげることで、よりハッピーに。愛猫が心地いいと感じる部位や触り方を探りながら触れ合いましょう。

10~14点の猫は「つかず離れずタイプ」

スコティッシュフォールドの和真ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんの手がすぐ届く場所にはいないものの、気が向いたらそばに行ける、つかず離れずといった距離感をとりたいタイプの猫です。適度な距離を保ちつつ、飼い主さんが視界の中にいることで安心しています。おやつなどいいことがあると、積極的に近づくことも。
飼い主さんの受け身の姿勢が大切なため、飼い主さんからグイグイいくのは逆効果。猫が近づきやすい環境を整え、そばに来たときは満足させるようにすれば、愛猫は「またそばに来たい」と感じるはずです。

9点以下の猫は「距離がほしいタイプ」

ブリティッシュショートヘアの五右衛門ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
別室や隠れられる場所など、視界にすら入らない距離感をキープしたいタイプです。猫自身にとって苦手なことのリスクを極力遠ざけることで、安心感を得られます。野生時代には単独で行動していた猫本来の気質が強めのタイプで、飼い始めの保護猫に多いかも。
このタイプの猫にとっては、「そっとしておく」ことが心地よいコミュニケーションです。1匹の時間を楽しんでいたら邪魔せず、まずは猫が身の安全を感じられる環境を整えてあげることが大切。
距離感があると寂しいと感じる飼い主さんもいるかもしれませんが、そもそも猫は単独で行動する動物のため自然なことです。大切なのは猫のペースに合わせた接し方を心がけること。猫目線の距離感を心がけ、愛猫との心の距離を縮めていってくださいね。
お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)
参考/「ねこのきもち」2022年11月号『心地よい距離感は、猫それぞれ。 絆が深まる ラブ♡ディスタンス』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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