猫と暮らす
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立ちながら“ニャルソック”をする猫の心理とは?獣医師が解説

飼い主さん:
「これはみゅうくんが日課にしている朝の“ニャルソック”タイムを撮影したものです。ふだんはキャットタワーの最上段に座って楽しそうに外を眺めているのですが、この日はなぜか1段下がった所で立ち上がり、とても真剣な表情で外を眺めていました」
飼い主さんも初めて見る姿だった!

飼い主さん:
「ピンと姿勢を正し、あまりに真剣な様子で“ニャルソック”に励んでいたので、飼い主も『精一杯仕事を頑張らねば!』と感じたのを覚えています」

飼い主さん:
「みゅうくんの成長記録のつもりで続けていたSNSですが、ふだんの10倍近い数の『いいね』をもらうことができたり、この投稿をきっかけにフォローしていただけたりと、多くの反響がありました」
みゅうくんの真剣な“ニャルソック”姿は、たくさんの人の目に留まったようですね。
【獣医師解説】猫が“ニャルソック”をする理由とは

――猫が“ニャルソック”をする理由を教えてください。
原先生:
「外の動きや音に興味をもち、観察することで好奇心を満足させたり、自身の縄張りのまわりに危険がないかを監視したりしていると考えられます」
――マンチカンのみゅうくんは、ふだんは座った状態で“ニャルソック”をするそうですが、この日は立った状態で真剣に“ニャルソック”をしていたといいます。このようなケースでは、どのような理由が考えられますか。
原先生:
「通常以上に興味を引く何かを発見した可能性があります。そのため、いつもよりもさらに注意深く観察しようとしていたのかもしれません」
――猫が“ニャルソック”をしているときの注意点があれば教えてください。
原先生:
「転落や脱走防止のため、窓の開閉状態は注意しておきましょう。外の景色が見やすい環境自体は猫にとって好ましいとされていますので、近くにベッドやキャットタワーを置いてあげるなど、見やすい環境を整えてあげるとよいと思います」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年1月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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