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「三毛猫やサビ猫はメスが多い」ってホント!? 気になる2つの毛柄について解説!

「ミケ猫やサビ猫はメスばかり」という“ウワサ”を聞いたことはありませんか?

実はこの“ウワサ”は本当なんです!

今回は、そんな性別と深い関りがある毛柄「ミケ」と「サビ」について、猫写真家の石原さくらさんに詳しくお話を伺いました。

3色カラーが魅力的な「ミケ」

Mix(ミケ)のリコちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「ミケ」は、黒、オレンジ、白の3色で構成されている毛柄です。背中やしっぽに黒やオレンジが、お腹に白があらわれやすい傾向があります。

ミケのなかでも、しま模様が入ると「しまミケ」、白色が占める割合が多いと「飛びミケ」と分類されることも。日本古来のミケは、オレンジの毛色にしま模様が入ることはありませんでしたが、海外の猫と交配することで、黒やオレンジにもしま模様が入るようになりました。

オスのミケが生まれる確率は?

Mix(ミケ)の小町ちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ミケの毛色を作る遺伝子には、ほぼメスしか生まれないという特徴があります。そのため、オスのミケが生まれる確率はとても低く、なんと数千匹~3万匹に1匹程度ともいわれているのです。

その貴重さから、古くからオスのミケは「災いから身を守る」という言い伝えがあるほど。ちなみに、ほとんどのオスのミケには生殖能力がないといわれています。

黒とオレンジの融合色「サビ」

Mix(サビ)のリンリンちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ミケと同様、「サビ」も遺伝子に起因し、ほとんどがメスです。そんなサビは、黒とオレンジの2色が複雑に入り混じった毛柄で、太陽に当たったときの色合いから「べっ甲」と呼ばれることもあります。

また、サビはとても個性的で、黒とオレンジの割合は個体によって異なり、同じ模様はひとつとしてありません。ただ、顔や鼻に黒い毛が入りやすい傾向にあります。

純血種のサビ柄が増えている?

スコティッシュフォールドのサビちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ミケもサビもミックスのイメージが強いですが、近年はスコティッシュフォールド、エキゾチックショートヘアー、メインクーンなどの純血種に、サビ柄があらわれるようになっています。
毛柄と性別に関わりがあるとは、なんともふしぎですよね。なお、色が薄めのミケは「パステルミケ」、オレンジと黒のしま模様があるサビは「むぎわら」などと呼ばれ、配色の複雑さゆえにさまざまなバリエーションがあるのも魅力といえるでしょう。
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 猫研究家 愛玩動物飼養管理士1級)
参考/「ねこのきもち」2025年2月号『祝 猫の日 『ねこのきもち』的 GALA PARTY 2025』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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