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ネヴァマスカレード・サルミアッキ...... いくつ知ってる? 猫の“珍しい毛柄”を専門家が紹介!

猫の毛柄はある程度ジャンル分けがされていますが、ひとつとして同じものがないくらいに多彩です。タビーやミケなどよく聞く毛柄の種類もありますが、あまり耳にしない毛柄も少なくありません。

そこで今回は、猫の“珍しい毛柄”について、猫写真家の石原さくらさんに伺いました。

抜群に美しい毛並み「シェーデッド」

ペルシャのFa Faちゃんたち♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「シェーデッド」とは、1本の毛に根元から毛先側にかけてグラデーションが入っている毛柄の総称です。主にペルシャが、このシェーデッドを有しています。

なお、毛先から中間まで色が入るとシェーデッドですが、毛先にだけ色が入る場合は「ティップド(またはチンチラ)」、毛先から根元近くまで色が入ると「スモーク」に分類されます。

細かいしま模様がお上品「アグーティ」

ソマリの雫ちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「アグーティ」とは、1本の毛の中に3~4色が入った細かいしま模様になっている毛柄のことで、ソマリやアビシニアンが代表的。全体で見ると光が複雑に反射して、不思議な光沢感が出るのが魅力的です。

また、アグーティの猫がもっているしま模様の遺伝子は、ほかのしま模様よりも強くあらわれる性質があります。例えば、アグーティとキジトラが交配した場合、子猫はアグーティになりやすいと考えられています。

語源はまさかの“世界一まずいお菓子”?「サルミアッキ」

「サルミアッキ」の写真
参考・写真/「ねこのきもち」2025年2月号『祝 猫の日 『ねこのきもち』的 GALA PARTY 2025』
「サルミアッキ」は新しい毛柄のひとつで、“世界一まずい”といわれているフィンランドのお菓子・サルミアッキに似ていることから、この名前がつけられました。

白と黒で構成され、毛の根元が黒、毛先が白の柄が特徴です。

サイベリアンの柄の一種「ネヴァマスカレード」

サイベリアンのアルくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「ネヴァマスカレード」とは、サイベリアンがもつポイント柄(鼻まわり、耳、しっぽ、足先など、末端が濃い色になる柄)の一種で、仮面を着けたかのように顔の中央が濃くなっているのが特徴的な毛柄です。

お写真は地色が白の猫ですが、地色がグレーやレッドのパターンも存在します。
今回は、4種類の“珍しい毛柄”を紹介しました。近年新しく名付けられた毛柄も多いので、10年後、20年後はもっと増えている可能性も。ときどき思い出して、チェックしてみるのも楽しいかもしれませんね。
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 猫研究家 愛玩動物飼養管理士1級)
参考・写真/「ねこのきもち」2025年2月号『祝 猫の日 『ねこのきもち』的 GALA PARTY 2025』
文/東里奈
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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