猫と暮らす
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猫が飼い主さんの顔を枕にする理由とは? 獣医師が解説

しばらくするとどんくんは、飼い主さんのかけていた毛布が暑かったのか、毛布から顔を出してほっぺたを枕代わりにして寝直します。愛猫が顔にしがみつきながら熟睡する幸せな光景に、羨望の眼差しが向けられました。
テレビが見づらいけど幸せ

飼い主さん:
「この写真は出張中の主人に送るために撮影しました。ピューピューと寝息を立てているのが、とてもかわいかったです。
頬にヒゲがあたってくすぐったいのを我慢しつつ、顔を横向きにしたまま30分くらい身動きが取れませんでしたが、ものすごく幸せでした」
どんくんも密着して、ギュッとしてほしそうだった

飼い主さん:
「どんちゃんは、ふだんから体に寄り添って眠ることが好きです。
とくに洋服を着ているときは動きにくくて不安になるのか、極度の甘えん坊になって、人の体の上に乗ろうとしてきます。それもあって、この日はとくに甘えてきたようです。密着してギュッとしてもらいたいのかなと感じました」
信頼されたことが嬉しい

【獣医師解説】なぜ飼い主の顔を枕にする?

――どんくんは飼い主さんの顔を枕にして寝たそうです。この行動にはどんな心理が隠されているのでしょうか。
岡本先生:
「暑くなって毛布から顔を出したら、目の前に飼い主さんの顔があったのではないでしょうか。信頼している飼い主さんにピッタリフィットし、安心して気持ちよく眠れている様子が読み取れます」
――飼い主さんの顔を枕にして寝る行為に似た別の行動はありますか。
岡本先生:
「腕を枕にする、飼い主さんの枕を枕にする、足の間で眠るなどの行動が似ていると思います」
どんくんの行動は、飼い主さんとの絆があってこそのものだったのですね。これからもどんくんと飼い主さんが素敵な日々を過ごせるように祈っています。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/岩井まどか
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年4月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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