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「なぜそこに今日も転がっているのか」猫が“落ちる”理由を専門家が解説

家の中でふと愛猫を探すと、視線を落とした先にポトリ……なんてことはありませんか?

まるで落ちているかのように寝転がる猫の気持ちとはいったい――。今回は、愛玩動物看護師の小野寺温先生に詳しくお話を伺いました。

猫が落ちている=リラックスの極みと考えてOK

茶トラのもなかちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は本来、木の上など、敵に見つかりにくい高い場所を好む習性があります。

そんな猫が“落ちている”ということは、環境や飼い主さんに対して圧倒的な信頼感があるから。つまり、リラックスレベルはかなり高い状況と考えられます。

また、暑い時期は涼を求めて、冷気がたまる床面を好む猫も多いようです。

玄関や廊下は人気の落ちスポット

スコティッシュフォールドのもなかくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
そんな暑い時期に人気の“落ちスポット”が、涼しくてひんやり気持ちのいい廊下や玄関。

廊下は人が通る慌ただしい場所ですが、あえてそのにぎやかさを楽しむ猫もいるでしょう。また、玄関は靴に残る飼い主さんのニオイが、猫の安心材料になることも。

人好きな猫ならリビングで落ちる傾向に

ブリティッシュショートヘアの陽炎くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
そのほか、リビングは人が長く過ごす場所なので、人好きな猫が好んで落ちる傾向に。

あえて人がよくいるリビングで落ちているということは、リラックス状態でありながらも、飼い主さんがかまってくれるのを待っているケースもあるでしょう。

飼い主さんの近くで落ちているならスキンシップを

飼い主さんのそばで落ちるのは、アピールの一種です。とくに落ちている愛猫と目が合うのは、コミュニケーションを期待している証拠。愛猫の様子を見ながらスキンシップを楽しみましょう。

愛猫が落ちているときはお手入れをするのも一案

マンチカンのももちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
なお、猫が落ちてくつろいでいるときは、お手入れしてみるのも一案です。ただし、愛猫が寝ているときは控えるようにしてください。

また、お手入れする際は愛猫の様子を見ながら慎重に進め、短時間で済ませることもポイントです。
SNSでも見かける機会の多い落ちている猫たち。みなさんの愛猫はどこで落ちていることが多いですか?
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 愛玩動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2024年8月号『ポトリ。落ち猫展 なぜそこに、今日も猫は転がっているのか』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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