猫と暮らす
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猫が叱られたあとに隠れるのは反省している証拠? 猫のしぐさの本音を専門家が解説
そこで今回は、「鳥を見て鳴く」「ボールペンに噛みつく」「叱られたあとに隠れる」など、人が誤解しがちな猫の行動の意味について、愛玩動物看護師の小野寺温先生に伺いました。
窓から鳥を見て小刻みに震えるように鳴くのはなぜ?
猫が窓から鳥などを見たときに発する「カカカッ」「ケケケケッ」などの小刻みに震えるような鳴き方は、クラッキングと呼ばれています。これは、猫の狩猟本能と関係する特徴的な鳴き方で、例えば「目の前の獲物を捕りたいけれど、捕れない」という、もどかしさを感じたときなどに発すると考えられています。
突然ボールペンや鉛筆に噛みつくのはなぜ?
人が文字を書いているとき、ボールペンや鉛筆は小刻みに動きます。そのため、猫にとっては獲物の小動物のように見えてしまい、捕まえようと噛みつくのでしょう。その際、猫は「食べられるかどうか」までは考えておらず、獲物のような動きに本来備わっている狩猟本能が刺激され、反射的に噛みついていると考えられます。
人に叱られたあと物陰などに隠れて引きこもるのはなぜ?
大きな声で「コラ!」「ダメ!」などと言われた場合、猫は叱られたと感じるのではなく、「驚いた、イヤなことが起こった」と思います。そのため、まだ危険なことが起こるかもと不安になり、安全な場所に隠れて様子を見ているにすぎません。
参考/「ねこのきもち」2025年5月号『正しく読み取れてる? 誤解しがちなしぐさ 猫の本音はこうだった!』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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