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ダンボール素材のタワーの柱でのみ爪とぎをする猫→同じ場所で爪とぎをする理由とは?

ダンボール素材のタワー型爪とぎ器で爪をとぐ猫。
ちょびくんが爪をとぐ動画の一場面
タワー型爪とぎ器の柱で爪をとぐちょびくん
@shipponikukyu
写真は、X(旧Twitter)ユーザー@shipponikukyuさんの愛猫・ちょびくん(取材当時9才)が爪をといでいる動画の一場面です。

ちょびくんは、このタワー型爪とぎ器の上段でひなたぼっこをするのが大好きなのだとか。そして、ボウルの部分では一切爪をとがず、いつも柱の部分だけをバリバリしているといいます。
ちょびくんが爪をとぐ動画の一場面
その後も、タワー型爪とぎ器の柱で爪をとぐちょびくん
@shipponikukyu
そのおかげで、下段はいつも飛び散ったダンボールでいっぱい。飼い主さんがこの様子をSNSに投稿すると、フォロワーから次のような反応が届き、話題になりました。

「ちょびくん、ノールックでリズミカルにバリバリしておられる。プロの技が光る!」
「ということは2階の安定度は……?」
「ボウル部分は新品みたいなのに、柱の使い込み度がすごいですね」
「そこじゃないにゃー。そこは換えがないにゃ」
「おそらくその柱の奥に見られてはいけないものを隠してるんだな」

飼い主さんに詳しいお話をお聞きしました。

「この使い方は正解?」爪をとぐ姿を見た感想

あくびをするちょびくん
あくびをするちょびくん
@shipponikukyu
――柱で爪をとぐちょびくんを見た感想を教えてください。

飼い主さん:
「『ちょびよ、使い方はあっている?』と思いました。当初は、ボウル部分しか換えが売っていないと思っていたのですが、調べたら柱部分も販売されていることがわかり、安心しました」
新品だった頃のタワー型爪とぎ器
新品だった頃のタワー型爪とぎ器。2段目でくつろぐちょびくん
@shipponikukyu
――ちょびくんが柱だけしか使わない理由に、心当たりはあるのでしょうか?

飼い主さん:
「多分、『ボウルは寝るところ、柱は爪をとぐところ』と思っているのではないでしょうか」
現在のタワー型爪とぎ器
現在のタワー型爪とぎ器。2段目でくつろぐちょびくん
@shipponikukyu
――タワー型爪とぎ器は現在どうなっていますか?

飼い主さん:
毎日、柱でバリバリと爪をといでいます。2段目へ登るときはジャンプで一気に飛び乗るため、倒壊するのは時間の問題かと思われます」

【獣医師解説】猫には好みの爪とぎがある?

透明ボウルには入らないちょびくん
猫タワーの上でくつろぐちょびくん
@shipponikukyu
柱の部分でしか爪をとがないというちょびくんですが、どのような理由が考えられるのでしょうか。ねこのきもち相談室の原駿太朗先生にお聞きしました。

原先生:
「ちょびくんにとって、その場所が“自分の居場所”として安心できるのかなと思います。また、とぎ心地もちょうど好みだったのではないでしょうか。

猫には爪とぎの材質や目の粗さ、あとは向きなどに好みがあります。段ボール・カーペット・木材など、猫によって好みはさまざまで、ちょびくんのように体を起こしながら縦に爪をとぐのが好きなコと、反対に地面に対して平行・横向きにとぐのが好きなコもいます。爪とぎには、そのコの好みが色濃く出る傾向がありますね」
「そっちでとぐんかーい!」とツッコみたくなるちょびくんの行動。お気に入りの爪とぎが見つかって何よりですね。
写真提供・取材協力/@shipponikukyuさん/X(旧Twitter)
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/柏田ゆき
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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