猫と暮らす
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猫と小さな子どもが一緒に暮らすとき注意したいことは 獣医師に聞いた
子どもと一緒に猫と暮らすときに注意したいことについて、ねこのきもち獣医師相談室の丸山知美先生の解説をお届けします。
子どもと一緒に猫と暮らすときは?
丸山先生:
「まずは猫を飼育する前に、お子さんやご家族に猫アレルギーがないことを人の病院で確認しておきましょう。また一般的に、かまいすぎたり、無理強いをすることが多い小さい子どもが苦手な猫が多いことも理解しておいたほうがいいかもしれません」
――ほかには、どのようなことに注意が必要でしょうか。
丸山先生:
「お子さんの年齢によっても変わってきますが、大きな声で猫をこわがらせないことや、急に近づいたりさわったりしない(猫が嫌がることを無理やりしない)こと、誤飲や誤食などの事故になるようなものを置きっぱなしにしない、窓や玄関を開けっぱなしにしない(侵入や脱走を防ぐため柵や扉などをつくって対策を)、食べものを落とさないようにするといったことに注意するようにしましょう」
飼育しやすい猫の年齢や性別、種類は?
丸山先生:
「社会化期が始まるころの子猫や、お子さんをこわがらないような気質だとわかっている猫のほうがいいかもしれませんね。
それぞれの性格や気質によっても違いますが、一般的にノルウェージアンフォレストキャットやメインクーン、ラグドールなどは、おだやかだといわれています。性別はあまり関係なく、相性次第ではないかと思います」
子どもに伝えておいたほうがいいことは?
丸山先生:
「猫に優しくすることができるか、一緒にお世話をすることができるか、猫が元気に過ごしているか注意して見ていくことができるか、大人になっても大切にできるかなど。猫を迎えて一緒に生活していくことについて、お子さんとじっくり向き合う時間が必要だと思います」
――どれも大切なことですね。ほかにも、お子さんと一緒に何か工夫できることはありますか?
丸山先生:
「お子さんの年齢によっては、一緒に日記をつけてみたり、お約束ノートを作ってみたりすることもおすすめです。お子さんにとっても大切な成長期に、猫と一緒に暮らすことで、より彩りのある生活になるといいですね」
猫と一緒に暮らすということ
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『小さい子どもがいる家で猫を飼うときに心がけたいこと|獣医師解説』
文/都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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