猫と暮らす
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「猫はグルメ」って本当? 猫の味覚のトリビアと味覚を刺激するために飼い主さんができること
そこで今回は、猫の感覚のなかから「味覚」をピックアップし、その特徴などについては哺乳動物学者の今泉忠明先生に、猫へのアプローチ方法については愛玩動物看護師の小野寺温先生にお話を伺いました。
猫の味覚にはどんな特徴があるの?
「猫はグルメ」といわれるのは、特定の味にこだわるからでしょう。猫は子猫期に与えられたフードの味を「安全」と学習し、その味を好んで食べるようになります。
また、猫が酸味や苦味に敏感なのも安全性のため。猫にとって酸味や苦味は“腐った肉”を連想させる危険のシグナルなので、万が一口にしてしまった場合でも、舌ですぐに「危険」を察知し吐き出します。
猫の味覚を磨くアプローチ法(1)いろいろな味のフードを食べられるようにする
これは将来、猫が万が一病気になってしまったときや、避難生活をしなければならなくなったときなど、フードの選択肢が少ない状況のなかでも、受け入れられるフードの種類を増やしておくと安心だからです。
主食のフードはいつも同じで問題ありませんが、おやつ代わりにほかのフードを試してみることをおすすめします。
猫の味覚を磨くアプローチ法(2)お気に入りのフードを見つけてごほうびにする
また、じゃらしおもちゃなどを使った遊びは、猫にとって狩猟の疑似体験です。おもちゃを捕まえて“けりけり”したあとに、ごほうび(収穫物)としておやつを与えれば、猫はより狩猟に近い体験ができ、本能が刺激されるでしょう。
参考/「ねこのきもち」2023年11月号『猫ならではの「五感」にアプローチ キャットセンスを磨こう!』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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