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「猫はグルメ」って本当? 猫の味覚のトリビアと味覚を刺激するために飼い主さんができること

猫がもつ「感覚」の特徴を知って、それにあったアプローチ法を取り入れれば、猫は新しい刺激や変化を楽しむことができ、生活がより楽しくなるでしょう。

そこで今回は、猫の感覚のなかから「味覚」をピックアップし、その特徴などについては哺乳動物学者の今泉忠明先生に、猫へのアプローチ方法については愛玩動物看護師の小野寺温先生にお話を伺いました。

猫の味覚にはどんな特徴があるの?

ムギちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の舌には人と同じように、味を感じる味蕾(みらい)があります。しかし、猫の味の感じ方には諸説あり、解明されていないことも多いです。

「猫はグルメ」といわれるのは、特定の味にこだわるからでしょう。猫は子猫期に与えられたフードの味を「安全」と学習し、その味を好んで食べるようになります。

また、猫が酸味や苦味に敏感なのも安全性のため。猫にとって酸味や苦味は“腐った肉”を連想させる危険のシグナルなので、万が一口にしてしまった場合でも、舌ですぐに「危険」を察知し吐き出します。

猫の味覚を磨くアプローチ法(1)いろいろな味のフードを食べられるようにする

ペルシャのあいちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
フードの味などにこだわりがある猫ですが、日ごろからさまざまなタイプのフードを与えておくとよいでしょう。

これは将来、猫が万が一病気になってしまったときや、避難生活をしなければならなくなったときなど、フードの選択肢が少ない状況のなかでも、受け入れられるフードの種類を増やしておくと安心だからです。

主食のフードはいつも同じで問題ありませんが、おやつ代わりにほかのフードを試してみることをおすすめします。

猫の味覚を磨くアプローチ法(2)お気に入りのフードを見つけてごほうびにする

マンチカンのまるくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
さまざまなフードを試すなかで、猫のお気に入りのフードを見つけたら、歯磨きやブラッシングなどに慣れさせる際のごほうびに利用するとよいでしょう。

また、じゃらしおもちゃなどを使った遊びは、猫にとって狩猟の疑似体験です。おもちゃを捕まえて“けりけり”したあとに、ごほうび(収穫物)としておやつを与えれば、猫はより狩猟に近い体験ができ、本能が刺激されるでしょう。
猫の味覚にあったアプローチをすることで、猫の暮らしはより豊かになります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者 日本動物科学研究所所長)、小野寺温先生(帝京科学大学講師 愛玩動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2023年11月号『猫ならではの「五感」にアプローチ キャットセンスを磨こう!』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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