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早食い、すぐ吐く、小食 猫の食事でよくある悩みを獣医師に聞いてみた

獣医療の進歩により、猫も長寿化が進んできています。しかし、健康に長生きするためには、日頃のお世話が大切です。今回は「食事」に関する課題と工夫について、読者のかたからいただいたエピソードをご紹介し、その工夫について獣医師の藤井仁美先生に解説していただきました。

フードを早食いや吐き戻ししてしまうときにした工夫とは?

スコティッシュフォールドのこむぎ。くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ぐりちゃん(メス・3才)
ぐりちゃんは元々ノラ猫だったからなのか、早食いのクセがあり、フードを吐き戻すことがあったようです。
しかし、台の上に高さのあるフードボウルをのせて食べやすい高さにしたところ、早食いも減り、吐き戻しも少なくなったとのこと。

先生からのコメント
ぐりちゃんの場合は、高さによって早食いや体への負担が軽減され、飼い主さんが行った対策が合っていたのかもしれません。
早食いで吐き戻しをする場合は、底に凹凸がついたフードボウルで与えるのがおすすめです。

同居猫の食事を食べてしまうときにできる工夫とは?

キジトラのくーちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ルカくん(オス・7カ月)、めるちゃん(メス・1才)
ルカくんは食欲が旺盛で、めるちゃんの分まで食べたがることが。そのため、めるちゃんが落ち着いて食べることができるように、めるちゃんが食べ終わるまではルカくんはケージの中でゴハンを食べるようにしたところ、それぞれが自分の分を完食することができ、飼い主さんも管理しやすくなったそうです。

先生からのコメント
めるちゃんのストレスからくる過食を防ぐことができ、ルカくんの肥満防止にもつながります。
同居猫を警戒しながらの食事は猫のストレスになります。食事の取り合いは別々のケージに入れたり、別室で与えたりするといいでしょう。

小食で完食しないときにできる工夫とは?

サバトラのMarcくんたち
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ココちゃん(メス・5才)
なかなか食事を完食できなかったため、3年前くらいからトッピングで対策をするようになりました。朝はドライフードに猫用の減塩かつお節、夜は猫用減塩煮干しをトッピングしています。ゆっくりではありますが、最近はほぼ完食できる日も多くなりました。

先生からのコメント
対策によって食事に前向きになれたのは安心ですね。減塩のものを使用しているので大丈夫かとは思いますが、与える量は注意しましょう。できれば、年に1回は健康診断を受けておくとより安心です。
読者のかたの工夫をご紹介しました。同じような課題をお持ちのかたは、ぜひ参考にしてみてください。
お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)
参考/「ねこのきもち」2023年10月号『今からできることばかり 猫の健康長寿 秘訣は「食う」「寝る」「遊ぶ」にあった!』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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