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猫専用洗面台も!猫仕様の家、増えています【実例と獣医師解説】

猫にとっての居心地のよさにこだわった“猫仕様”の家が増えています。

今回は、2匹の愛猫と暮らす飼い主さんのお宅をご紹介。猫と人が快適に暮らせる「家づくりの工夫」について伺いました。あわせて、獣医師・椎木亜都子先生の解説もご紹介します。

猫ファーストな家づくり

吹き抜け部のキャットステップ
参考・写真/「ねこのきもち」2024年5月号『憧れ設計から、やってみたいアイデアまで。 第2弾 工夫あふれる猫仕様の家、見せてください』
猫も人も楽しく快適に暮らせる“猫仕様”の家。
今回は、すずちゃん(メス・4才)となつめくん(オス・4才)という2匹のアメリカンショートヘアーと暮らす飼い主さんのお宅をご紹介します。

家の高さを活かしたキャットステップ

キャットステップに座るアメリカンショートヘア―
参考・写真/「ねこのきもち」2024年5月号『憧れ設計から、やってみたいアイデアまで。 第2弾 工夫あふれる猫仕様の家、見せてください』
「7年前に購入した一軒家。三方向が建物に囲まれた狭小地ですが、“高さ”を最大限に活用して愛猫たちが走り回れるデザインにしました。
吹き抜け部分に設置したキャットステップはわが家の象徴。愛猫たちは2階からの景色を楽しんだり、追いかけっこをしたり……。のびのびとした姿を見せてくれます」(飼い主さん)

爪とぎ器は壁に設置、柱にはスリスリ用のアイテムも

スリスリするアメリカンショートヘア―
参考・写真/「ねこのきもち」2024年5月号『憧れ設計から、やってみたいアイデアまで。 第2弾 工夫あふれる猫仕様の家、見せてください』
「猫の爪とぎ器は、階段前の壁に粘着テープで貼り付けました。愛猫たちは階段を上るついでに爪をといでいます。場所も取らず、浮かせてあるため、研ぎカスの掃除も簡単です。
また階段の柱には、愛猫たちがスリスリできるようにアイテムを設置しています」(飼い主さん)

猫トイレは人用トイレと同室に

ドアから入るアメリカンショートヘア―
参考・写真/「ねこのきもち」2024年5月号『憧れ設計から、やってみたいアイデアまで。 第2弾 工夫あふれる猫仕様の家、見せてください』
「前の家に住んでいるときから、家族がトイレに入ると愛猫たちも入りたがることがありました。そこで人用トイレを広めにつくり、一緒に猫トイレも置くことに。
愛猫たちは、トイレの壁に設置した専用ドアから出入りします」(飼い主さん)

【獣医師解説】愛猫の行動を理解した配置が素晴らしい!

飼い主さんの工夫が詰まった猫ファーストの家づくりについて、獣医師の椎木亜都子先生はこう語ります。

「愛猫の行動をしっかりと理解してデザインされたお宅ということで、猫用グッズの配置や動線づくりが素晴らしいです。
静かで落ち着ける場所に猫トイレを設置しているのもよいですね」

寝室や水飲み場にも工夫が!

続いては、寝室や猫の水飲み場・食事場所に関する工夫について、飼い主さんに聞いてみました。

寝室の壁に猫専用のドアを設置

猫専用ドアの付いた寝室
参考・写真/「ねこのきもち」2024年5月号『憧れ設計から、やってみたいアイデアまで。 第2弾 工夫あふれる猫仕様の家、見せてください』
「前の家では寝室のドアを少しだけ開けていたのですが、すき間風で寒くなるのが悩みでした。そこで寝室に猫専用のドアを取り付けて、愛猫たちが自由に入ってこられるようにしました」(飼い主さん)

猫専用の洗面台

洗面台を覗くアメリカンショートヘア―
参考・写真/「ねこのきもち」2024年5月号『憧れ設計から、やってみたいアイデアまで。 第2弾 工夫あふれる猫仕様の家、見せてください』
「猫にとって飲み水は大切だと思っているので、猫はもちろん、私自身もすぐに手が届く場所に、水飲み場として小さな洗面台をダイニングの一角に設置しました。
いつもは栓をして水をためていますが、愛猫たちが興味をもちやすいように、たまに水を流します」(飼い主さん)

食事場所はキャスター付き収納棚

フード供給器とアメリカンショートヘア―
参考・写真/「ねこのきもち」2024年5月号『憧れ設計から、やってみたいアイデアまで。 第2弾 工夫あふれる猫仕様の家、見せてください』
「猫の自動フード供給器は、キャスター付きの収納棚に2台並べています。猫が食べやすそうな適度な高さであることや、掃除がしやすいことがメリット。転倒防止にはキャスターのストッパーを使います」(飼い主さん)

【獣医師解説】猫用洗面台の素材がGood!

こうした工夫について、椎木先生のご意見は……?

「猫用洗面台の陶製のボウルは、洗いやすくてよい選択ですね。また、猫専用ドアは、穴蔵に入っていくような楽しい感覚になると思います。
寝室のドアは、飼い主さんが以前なさっていたように“少しドアを開けておく”だけでもOK。ただし、その場合は愛猫を閉じ込めてしまう可能性もあるため、ドアストッパ―を利用するとよいでしょう」
猫にとって居心地のよい家づくりの実例をご紹介しました。
なお、今回ご紹介したアイデアはあくまで一例です。参考にする場合は、安全に十分に気を付けて製作してください。
お話を伺った先生/椎木亜都子先生(ペット問題行動クリニックBLISS 獣医師)
参考・写真/「ねこのきもち」2024年5月号『憧れ設計から、やってみたいアイデアまで。 第2弾 工夫あふれる猫仕様の家、見せてください』(撮影/石原さくら)
文/藤真もとみ
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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