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愛猫の便秘に気づいていますか?病気の危険性と確認ポイントをご紹介

猫の便秘とはどんな状態?

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猫のウンチの回数や量には個体差がありますので「○日出ていなければ便秘」とは、一概に判断できません。健康なウンチは適度に水分を含み、表面にツヤがあります。時間が経つと乾燥してしまいますが、トイレ砂がついていたら排便時は水分があった証拠です。量は食べているフードによっても変わりますが、人間の人差し指程度の長さのウンチが2本くらい出るのが平均的。トイレの長さは30秒ほどで終わるのが一般的と言われています。

便秘が疑われるウンチは、硬くて乾燥気味。いつもより明らかに少ない量だったり、排泄のペースが普段と違ったりしたら便秘を疑いましょう。また、排泄中に鳴いたり、落ち着かない様子でトイレに何度も出入りしたりする場合は、腹痛やお腹に違和感があるのかもしれません。

便秘にさせないためのチェックポイント

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・水分を充分に摂っていますか?
猫はあまり水分を摂りませんが、飲水量が少なすぎると便秘や泌尿器の病気にかかりやすくなります。普段から愛猫の飲水量などを観察し、少ないようなら水入れを増やしたり、水分量の多いフードやおやつを与えたりと工夫しましょう。

・フードは愛猫に合っていますか?
便秘の猫向けのフードにも、さまざまな種類があります。水に溶ける可溶性繊維が豊富なもの、水に溶けない不溶性繊維が豊富なものなど、愛猫の便秘のタイプに合わせて選ぶことが大切。分からなければ一度獣医師に相談してみましょう。

・トイレは愛猫好みで清潔ですか?
トイレの容器や砂が好みではなかったり、汚れていたり、設置場所が落ち着かなかったりするとウンチを我慢してしまうことがあります。我慢していると便意を感じなくなり、便秘にもつながります。愛猫が気持ちよく排泄できる環境を整えてあげましょう。

・毎日適度に運動していますか?
猫も人間と同じで、あまり動かないでいると便秘になりやすくなります。愛猫があまり動かないタイプであれば飼い主さんから遊びに誘って、1日5分でも良いので運動する機会を作ってあげてください。

便秘と関係のある病気

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便秘の原因は水分不足や運動不足などさまざまですが、腎臓病や腫瘍による腸閉塞が原因となって便秘を引き起こすことがあります。また、硬いウンチが大量にたまって結腸が異常に広がる、「巨大結腸症」になってしまうことも。場合によっては開腹手術が必要になったり、敗血症で命に関わることもあるので、慢性的な便秘には特に注意してください。

動物病院での治療法

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・療法食の処方
猫の便秘のタイプや体質に合わせた療法食の処方をします。

・用手排便(摘便)
猫の肛門から指を入れ、詰まった便をほぐしてかき出します。

・浣腸
生理食塩水などの液体を肛門から腸内に注入し、腸の働きを活発にしてウンチを出します。

・内服薬の処方
便秘のタイプに合わせて、腸の働きをよくする薬や便の水分を増やす薬、毛玉除去剤などが処方されることもあります。
愛猫が便秘かどうか気づくためには、普段の様子を観察しておくことが大切です。いつもと様子が違っていたり少しでも気になることがあれば、自己判断せず動物病院に相談しましょう。

出典/ねこのきもち WEB MAGAZINE「【獣医師が解説】愛猫の便秘は病気が原因かも!?4つの改善ポイントを紹介」

文/Richa
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ。ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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