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【獣医師監修】猫が喧嘩する理由は?新しい猫を迎え入れる際の注意点

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猫の喧嘩にはきちんとしたルールがあるのをご存知ですか?今回は、猫の喧嘩の理由やルール、先住猫がいる家に新しい猫を迎え入れる際の「相性の良い」猫の組み合わせや、喧嘩をしているときの猫への接し方の注意点についてご紹介します。

【猫の喧嘩】その理由とルール

ねこのきもち投稿写真ギャラリー

普段の生活を送っていると、どこからともなく「にゃ〜お!」と猫の喧嘩する声が聞こえてきます。声を聞くとかなり激しい攻防があるのかと思いきや、にらみ合っているうちに一方が逃げていってしまった!なんてことも。

実は猫は致命傷を負うような喧嘩は極力避け、お互いに接触しないように気をつけています。また、猫は本能的に相手の猫の強さが分かるので、相手が強そうだと感じたら、無駄な怪我は避けて一目散に逃げてしまいます。両方が引かない場合だけ、喧嘩がスタートするのです。

喧嘩をする理由は?

普段から猫は、自分の縄張りに尿スプレーや爪とぎなどを残し、他の猫に縄張りをアピールしています。それでも喧嘩に発展してしまう大きな理由は「ルールを破って縄張りに侵入した場合」や「メス猫やエサをめぐる喧嘩」です。自分の縄張りに他の猫が侵入してしまうと、それを必死に阻止しようと喧嘩になってしまうのです。また、発情期にはメス猫をめぐって喧嘩になることがあります。

喧嘩の仕方は?

猫の喧嘩は、にらみ合いをしながら威嚇をします。次に相手の首を狙って飛びかかります。どちらか一方が逃げ出したり、うずくまったりしていると勝負アリです。負けた猫が逃げたとしても、勝った猫も反撃を恐れて深追いはしません。意外にも猫の喧嘩はあっさりしているのです。
注意しておきたいのは、飼い猫を外に自由に出入りさせている場合です。野良猫との喧嘩で怪我をすると感染症にかかってしまうことがあるので、飼い猫は外出させずに完全室内飼いがおすすめです。

新入りを迎え入れるには相性が重要!

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室内で猫を飼っている場合、その猫は家全体を自分の縄張りと認識しています。同じ家で暮らしている人間や、元々一緒に暮らしている他のペット、幼い頃からの同居猫など「自分の縄張りに中にいても良い」と、既に猫が認めて受け入れている存在に対しては、野良猫のように激しい縄張り争いをする必要がないので、通常諍いは起こりません。ただし、昔から同居していても元々猫同士の相性が悪い場合は、その折々の猫の機嫌やストレスなどの影響で、ときに喧嘩に発展してしまうことがあります。

人と同じく、猫同士でも「なんだか合わないな〜」と感じることもあるのかもしれません。もし、先住猫が既にいる環境に新しい猫を迎える場合も、相性の悪い猫同士を同じ家で飼ってしまうと、喧嘩が絶えずに飼い主さんの悩みがずっと続くなんてことも有り得るでしょう。もちろん、猫同士もストレスを感じてしまいます。もし猫を多頭飼いしたいのであれば、先住猫と相性の良い猫を迎え入れるようにしましょう。

先住猫の性格を考えよう

今飼っている猫の性格が、怖がりや新しいものを警戒するような慎重派、もしくは気が強い攻撃派な場合は、多頭飼いには不向きな傾向にあります。新しく迎えた猫に対して、ストレスを感じてしまう可能性があります。

相性の良い組み合わせを考えよう

先住猫が活発で新しいものにも怯えないような猫なら、多頭飼いにも比較的向いているでしょう。また、下記の組み合わせを参考に、なるべく相性の良い組み合わせを考えたうえで新しい猫を迎え入れましょう。

・血縁関係のある猫(親猫×子猫)
親子関係や兄弟姉妹のような血縁関係のある猫なら、多少の喧嘩はあってもうまくいきやすいでしょう。

・片方が子猫(成猫×子猫)
まだ幼い猫は順応性が高く、遊び相手を欲しているため喧嘩になりにくい傾向にあります。ただし、あまりに高齢の猫にとっては、子猫が大きなストレスになるかもしれません。

・去勢・避妊手術をしている(手術済みの猫×手術済みの猫)
成猫の場合、去勢手術や避妊手術をしていると、うまくいきやすいでしょう。未去勢の場合、オス特有の縄張り意識が強まり、新しい猫を迎え入れることが難しくなります。

新入り猫を迎え入れる準備は?

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たとえ相性を考えていても、家に新しい猫が来たら、先住猫は突然自分の縄張りに他の猫が入ってきたことにストレスを感じてしまうかもしれません。新入り猫を仲良く迎え入れるためにも、入念に準備をしておきましょう。

①新入り猫の生活スペースを確保

突然新しい猫が自分の縄張りに来ると、多くの猫は嫌悪感やストレスを感じます。しばらくは別々の部屋や空間で過ごしながら、少しずつ距離を縮めるとよいでしょう。

②新しい猫グッズを用意

猫グッズは共用するのではなく、先住猫用と新しい猫用に分けます。猫用のゲージやトイレなどは猫が来る1週間ほど前から出しておき、臭いに慣れさせておきましょう。

③去勢・避妊手術

子猫を産ませる予定がないのであれば、去勢・避妊手術をしておくといいでしょう。未去勢のオスは縄張り意識が高まってしまい、喧嘩に発展することがあります。

④先住猫を優先した態度を取る

食事や遊びなどは、先住猫を優先することで安心感も増し、新しい猫に対する不満も軽減するでしょう。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「先住猫がいる場合の猫の迎え入れ」

【猫の喧嘩】止めるべき?見守るべき?

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猫同士でジャレ合いのような軽い喧嘩をすることで、ストレスを発散したりコミュニケーションを取っていることもあります。大きな怪我などにつながらない限り、無理に介入する必要はないでしょう。猫は猫なりに喧嘩をしている理由があるので、飼い主さんが喧嘩をしていることに怒ってしまうと、猫はなぜ怒られたのか分からず戸惑ってしまいます。

多頭飼いでの猫同士の喧嘩は?

多頭飼いで複数の猫が一緒に暮らしていると、猫同士がコミュニケーションの一環で喧嘩をしているような動きを見せることがあります。頻繁に喧嘩するようでなければ、猫同士の仲を深めるきっかけとなりますので、あえて喧嘩を止める必要はありません。
家の中で本気の喧嘩に発展することはあまり多くはありませんが、怪我をしないように注意深くみてあげましょう。

飼い猫と野良猫の喧嘩はすぐに止めて

同じ猫同士の喧嘩でも、「野良猫vs飼い猫」の場合は注意が必要です。野良猫と喧嘩することによって、飼い猫が感染症をもらってしまう可能性が高まります。そのため、飼い猫と野良猫の喧嘩はすぐさまやめさせる必要があります。
喧嘩をやめさせるには、おもちゃなどを投げて気を反らせたり、大きな音を立てて驚かせるのが効果的。また猫同士の喧嘩は本気の喧嘩なのか、ただのじゃれ合いなのか判断がつきにくいときがあります。

猫の本気度は、瞳孔が開いているかどうか、爪を出しているかどうか、鳴き声が甲高くなっていないかどうかで判断できます。

猫の喧嘩は猫同士のコミュニケーション手段

猫の喧嘩にはきちんとしたルールがあり、むやみに喧嘩をするわけではありません。猫の喧嘩に仲裁に入る必要はありませんが、大怪我にならないようにだけ注意して見守りましょう。

参考/『ねこのきもち』WEB MAGAZINE「先住猫がいる場合の猫の迎え入れ」
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/tu-ca
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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