猫と暮らす
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【調査】ほかの猫と触れ合って帰ったとき、愛猫はどんな反応をする? 覚えておきたい「アフターケア」を獣医師が解説
愛猫がいても、ほかの猫と触れ合うことがありますか?
【調査】「愛猫以外の猫」と触れ合う機会がある飼い主さんは約4割

ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん400名に「愛猫以外の猫と触れ合う機会があるか」をアンケート調査。すると、今回の調査では約4割の飼い主さんが該当する結果になりました。
【調査】愛猫以外の猫と触れ合うシーンとは?

では、どのような機会に愛猫以外の猫と触れ合うのでしょうか?
アンケート調査で「猫カフェ/猫友宅/猫関連の仕事/その他」の選択肢のなかから選んでもらったところ、もっとも多かったのは「その他」で、次に「猫友宅」が多い結果になりました。
アンケート調査で「猫カフェ/猫友宅/猫関連の仕事/その他」の選択肢のなかから選んでもらったところ、もっとも多かったのは「その他」で、次に「猫友宅」が多い結果になりました。
「その他」と回答した人が触れ合う機会は?
「その他」を選択した飼い主さんからは、具体的に次のような声が寄せられました。
- 「妹夫婦の飼っている猫」
- 「結婚した娘宅」
- 「実家に帰った時」
- 「近所の飼い猫。毎日外をお散歩していて、声を掛けると寄ってきてくれる」
- 「会社に住み着いてる猫達。うちのコはそこからもらってきましたので、うちのコの兄妹や親と触れ合います」
- 「勤務している仕事場で猫を飼っている」
- 「地域猫」
- 「地域猫とふれ合っている(餌付けはしないで、なでたりするのみ)」
- 「譲渡会や近所の野良(地域)猫」
- 「地域猫やパートナーが飼っている猫」
【調査】ほかの猫と触れ合った日、愛猫に変化が見られる? 約4割の飼い主さんがYes

愛猫以外の猫と触れ合う機会がある飼い主さんに、「ほかの猫と触れ合って帰宅したときの愛猫の様子」について聞いたところ、約4割の人が「変化が見られる」と回答しました。
愛猫にどのような変化が見られるのか、飼い主さんたちから寄せられた体験談を見ていきましょう。
愛猫にどのような変化が見られるのか、飼い主さんたちから寄せられた体験談を見ていきましょう。
ニオイをすごく嗅いでくる
- 「やたらとニオイを嗅がれ、遠くからガン見される」
- 「服や手のニオイをすごく嗅ぎにきて、不審な顔をする」
- 「服や鞄のニオイを嗅ぎまくってます」
- 「ほかの猫さんから熱烈にスリスリされた日は、うちの猫のクンクンチェックも念入りだった」
- 「他ネコをなでた手や、スリスリされた足のニオイをしきりに嗅ぎます」
自分の体のニオイを飼い主さんにこすりつける
- 「体中のニオイを嗅いできます。一通り嗅ぎ終わると、体を擦り付けて私をマーキングしてくれます」
- 「まわりを回って足元などのニオイを嗅いだり、普段より自分のカラダを密着させたりして、自分のニオイをつけてほかの猫のニオイを消そうとしてました」
機嫌が悪くなったり、威嚇するコも
- 「ニオイを嗅いで少し警戒します。お風呂に入るまで近寄りません」
- 「機嫌が悪い」
- 「そわそわする」
- 「ニオイが違うのか近寄ってこなかった。服を着替えたら甘々に甘えてきた」
- 「浮気チェックが激しい。窓から外の様子を見ている」
- 「しっぽが太くなった。威嚇してた」
- 「ニオイを嗅いで、威嚇していました」
- 「すべてのニオイチェック後、ウォウウォウ喋っている」
甘えるというコも!
- 「甘える」
- 「必要以上にニオイを嗅いでくる。甘えん坊になる」
- 「いつも以上に、私の手や衣類のニオイを嗅いだり、手をなめながら甘えてきます」
【獣医師解説】ほかの猫と触れ合って帰ったときの「愛猫の変化」と、飼い主さんが愛猫にしたいアフターケア
一般的に、飼い主さんが「ほかの猫に会った、触って帰ってきた」ときに、猫はどのような反応を見せることが多いのでしょうか。また、どのようなアフターケアが必要なのでしょうか。
ねこのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生に聞きました。
ねこのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生に聞きました。
原先生:
「飼い主さんのエピソードにもありましたが、注意深く少し距離をとりながらこちらの様子をうかがってきたり、やたらとニオイを嗅いでくる、などがよく見られる反応かと思います。
猫としては、自分のテリトリー内に違う猫のニオイが入ってくるので、興味を持っているのではないかと考えられます。
また、性格的に少し怖がりだったりすると、警戒心が強く出てしまうことが多いので、飼い主さんがほかの猫と接触するのを嫌がるコもいるでしょう」
「飼い主さんのエピソードにもありましたが、注意深く少し距離をとりながらこちらの様子をうかがってきたり、やたらとニオイを嗅いでくる、などがよく見られる反応かと思います。
猫としては、自分のテリトリー内に違う猫のニオイが入ってくるので、興味を持っているのではないかと考えられます。
また、性格的に少し怖がりだったりすると、警戒心が強く出てしまうことが多いので、飼い主さんがほかの猫と接触するのを嫌がるコもいるでしょう」
ほかの猫を触って帰ってきた際に、飼い主さんはどのような配慮が必要?
原先生:
「飼育されている猫であれば、触れ合いなどに関してそこまで気をつけなくてもいいかもしれません。
しかし、野良猫などの場合はノミやダニを持って帰ってきてしまう危険がありますので、衣服をしっかりはたいてから家に入るようにするなどの対策をしてください。
また、ほかの猫と触れ合ったあとに愛猫を触る際は、いきなり愛猫をいつも通りに触るのではなく、愛猫にしっかりとニオイを嗅がせたりと情報を集める時間を与えてあげるようにするとよいでしょう」
「飼育されている猫であれば、触れ合いなどに関してそこまで気をつけなくてもいいかもしれません。
しかし、野良猫などの場合はノミやダニを持って帰ってきてしまう危険がありますので、衣服をしっかりはたいてから家に入るようにするなどの対策をしてください。
また、ほかの猫と触れ合ったあとに愛猫を触る際は、いきなり愛猫をいつも通りに触るのではなく、愛猫にしっかりとニオイを嗅がせたりと情報を集める時間を与えてあげるようにするとよいでしょう」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原 駿太朗先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『「猫飼いあるある」に関するアンケートvol.10』
※アンケートコメントは飼い主さんが感じる愛猫に関するもので、個人の感想です。
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文・構成/雨宮カイ
ねこのきもちWEB MAGAZINE『「猫飼いあるある」に関するアンケートvol.10』
※アンケートコメントは飼い主さんが感じる愛猫に関するもので、個人の感想です。
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文・構成/雨宮カイ
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