飼い主さんが呼びかけても、ほとんど返事をしてくれない猫。ときたま、ニャーとこたえてくれたら嬉しい反面、本当はどんな気持ちなのか気になりませんか?そこで今回は、猫の鳴き声について、その理由やそのときの気持ちについて、声色ごとに解説していきます!
興奮してるとき&甘えたいときは……高い声でニャー♪
鳴くことが少ない猫が声を張り、力を入れて高い声を出すのは、実は人間の気を引くのが目的。甘えたい気持ちの現れだったり、気持ちの高ぶった興奮が、鳴き声にそのまま反映されていることが多い傾向にあります。
不安だニャ〜♪扉の前で鳴くとき
部屋を離れたときに、扉の向こうで妙に高い声で愛猫が鳴いているときがありませんか?これは、飼い主さんの姿が見えずに不安になっている気持ちの現れ。高い声で鳴くことで、飼い主さんが出てきてくれるのを期待しています。
大好きニャ〜♪特定の人に呼ばれたとき
他の人に呼ばれても鳴かないのに、特定の人にだけは呼びかけにニャーと答える。この場合は、その人を信頼し、大好きな気持ちを伝えている鳴き声なのだと考えられます。要はその人の声に、甘えた気分で返事をしているのです。
普段通りの気持ちのときは……高すぎず、低すぎずに、ニャ♪
特別高くも低くもない普段どおりの声のときは、平常心の状態だと考えられています。「~してくれたらな」というちょっとした声かけや、単純に挨拶や返事という感覚で鳴いていることが多いのです。
ニャ♪ニャ♪ニャ♪人に近づきながら短く鳴くとき
猫を飼っている方なら、愛猫がニャ♪ニャ♪ニャ♪と短く鳴きながら近づいてきた!という経験があるのではないでしょうか?猫が短く鳴くのは、猫が上機嫌な証拠!近づきながら、あなたに挨拶をしているのだと考えられます。
ごろニャン♪仰向けになって鳴くとき
猫がごろんと仰向けになりながら、ニャウン♪と鳴くときは、その人に対して信頼&安心している証♡信頼の証としてお腹を見せながらかわいらしく鳴けば、こっちを向いてくれるかニャ?と期待しているのです。こんなときは期待に応えて、猫が喜ぶ部位をなでてあげてくださいね♪
強い気持ちを伝えたいとき&威嚇のとき……ニャー!
猫が低い声で鳴くときは、なにかしらの強い感情を、顔や動作、そして声で表現しようとしています。普段よりも低い声で鳴くことで、して欲しいこと、やめて欲しいことを訴えているんです。
大きな声でニャオン!ウンチをしたあと
猫は野生時代のなごりから、無防備になることに不安感をおぼえます。排泄どきに無防備になっていると感じると、敵に狙われていないか、においでバレてしまわないか、不安で鳴いてしまうことがあるのです。
トイレ環境や同居猫との関係性によっては、トイレ砂で排泄物を隠しても、不安で落ち着かずに鳴いてしまうことがあるのだそう。そんなは飼い主さんがきちんと観察し、不満要素を解消してあげてください。
にらみながらニャー!ほかの猫をなでてるとき
猫は、相手に敵意があるときや抗議したいとき、その相手をにらみます。さらに強い気持ちのときは、低い声で鳴くのです。もし飼い主さんがほかの猫をなでているとき、相手の猫をにらみながら低い声で鳴くようなら、「そこをどくニャ!」と強い気持ちを表現しています。こんなときは両方の猫を順番になでるなど、平等に接するようにしてあげてください。
不満or認知症かも?高い声で夜中にニャオーン!
若い猫が、夜中にうろうろと歩きながら高い声でニャオーンと鳴くときは、遊びが足りなくて不満がたまっている状態です。ただし、高齢猫の場合は認知症の可能性もあります。猫は犬よりも認知症になりにくいと言われていますが、もしそんな状態が頻発するようなら、一度獣医師に相談してみましょう。
不安なのかも?同居猫がいなくなってウミャア。。。
いつも一緒だった同居猫が突然いなくなった猫が、高い声でウミャアと鳴くときは、不安を感じて飼い主さんに助けを求めている可能性も。元気のない飼い主さんの様子や、部屋のにおいの変化に、いつもと違う雰囲気を感じているのかもしれません。そんな状態が続くようなら、一度獣医師に相談してみてください。
猫はしぐさや態度に加えて、声の高低を変えることで、人間とコミュニケーションを取ろうとしています。ぜひ、こうした
猫の気持ちを察してあげて、愛猫とのネコミュニケーションを深めていってくださいね!
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『猫の鳴き声~鳴き声の種類・理由、鳴くときの気持ち、注意すること』
文/ひらひら
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。