猫ちゃんと暮らす楽しい毎日の中で「気づかないうちに病気がひどくなっていた」なんて、考えるだけで恐ろしいですよね。そこで今回は、猫ちゃんの体調不良にいち早く気が付くためのポイントをご紹介します。
これから猫ちゃんを飼うという方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
日々観察しておくポイント(食事・排泄編)
まず基本として押さえておきたいのは、「食事」と「排泄」です。忙しい飼い主さんでも気が付きやすいポイントですので、しっかりチェックしましょう。
食事
食欲があるかどうかをチェックするために、猫ちゃんが1日に摂取するフードと水の量を把握しておきましょう。フードはずっと出しておくのではなく、食べ終わった段階で片づけるようにすると、量を把握しやすいです。また、食べるのが遅かったり、食事中に変な声を出したり、顔を傾けて食べたりする場合は注意が必要です。
排泄
猫ちゃんは通常、1日にオシッコを2~3回、ウンチを1~3回します。オシッコの量は砂の塊の大きさで判断し、いつもと変わりないかチェックしましょう。また、健康な状態のオシッコは、ジャスミンティーに似た色をしています。色が変化していないか、濁っていないかなどを確認しましょう。
ウンチを観察する際のポイントとしては、いつものペースで出ているかどうかが重要です。ほかにも、色は食べているフードに近い色か、適度に水分を含みツヤがあるか、混入物はないかなどをチェックします。また、排泄中に痛がっていたり、時間がかかったりする場合は、何らかの異常があるかもしれません。異変を感じたら獣医師に相談するようにしましょう。
日々観察しておくポイント(行動編)
猫ちゃんは、どこか痛いところがあっても、はっきりとは教えてくれません。しかし、猫ちゃんが出すさまざまなサインを読み取ることはできるでしょう。
遊び
5~6才までの健康な猫ちゃんなら、遊びたいお年頃のはず。ジャンプしなくなったり、おもちゃに飛びつかなくなったりしたときは、体調不良のサインかもしれません。
睡眠・休息
痛みが強くなると、部屋の隅やうす暗い場所で休むことがあります。また、寝る時間が長かったり、逆にほとんど寝なかったりする場合も注意が必要です。猫ちゃんによっても個体差があるので、普段からよく観察しておきましょう。
歩行
歩くときに足を引きずったり、浮かせたりするようになった場合は、主に骨や関節の痛みが疑われます。神経系の病気で体にマヒが出ることもありますので、歩く様子も見ておけるとよいですね。
ちょっとした変化を見逃さないで
物を言わず我慢強い猫ちゃんたちですが、いろいろな行動で飼い主さんにヘルプサインを出してくれることがあります。一緒に暮らしている
猫ちゃんの異変に気付き、すぐに対処することで、健康のサポートをしてあげましょう。ぜひ注意して観察するようにしてくださいね。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『猫を飼うときに知っておきたい20のこと』
「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『子猫・成猫の健康チェック』
文/なかやまゆ
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。