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オシッコのニオイや異変で見つかる、猫に多い泌尿器系の病気とは

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猫のオシッコは濃縮されているぶん、人のオシッコよりニオイがきつく、健康な猫でも臭いものです。「いつものニオイと変わりがないか」がチェックポイントとなってきます。ここでは、ニオイをはじめ、色や量、回数などオシッコの異変で見つかる泌尿器系の病気を解説します。

膀胱炎

聴診器を当てられている猫

膀胱炎は、膀胱に炎症が起こる病気です。はっきりした原因は不明ですが、猫の場合「突発性膀胱炎」が多いのが特徴で、ストレスが関係しているといわれています。ほかにも、膀胱内の結石や、細菌の侵入によって発症することもあり、細菌が原因の場合はオシッコのニオイがいつもと違うことがあります。また、膀胱内の粘膜が荒れたことで出血が起こり、オシッコに血が混じるケースも。治療法としては、抗生剤や消炎剤を投与したり療法食を与えたりします。

こんな異変は要注意!

  • ニオイ → いつもと違うと感じる

  • 色 → 血が混じって赤くなる

  • 量 → チョロチョロと少量しか出ない

  • 回数 → 頻繁にトイレに行く

  • 様子 → トイレに入ったり出たりする

糖尿病

お腹と前足が白い猫

糖尿病は肥満や中高齢の猫がかかりやすく、完治が難しい病気です。すい臓でつくられるインスリンが不足して、細胞に必要な糖が取り込めなくなることでさまざまな悪影響が全身に起こり、悪化すると失明したり足に神経障害が出たりする猫もいます。初期には、多くの糖を排出しようとして、水をたくさん飲んでオシッコもたくさんするため、オシッコの色は薄くなる傾向にあります。一般的な治療法は、毎日インスリンの注射を打つことです。

こんな異変は要注意!

  • ニオイ → いつもと違うと感じる

  • 色 → 透明に近い薄い黄色

  • 量 → 糖を排出するため増える

  • 回数 → 量と同様に増える

慢性腎不全

白とグレーの猫

慢性腎不全は、高齢猫に多い病気で、腎臓の機能が低下することで血液中の老廃物を体外に出せなくなります。初期症状はほとんどなく、中期になると脱水症状になりのどが渇くため、たくさん水を飲み、薄い色のオシッコを大量にするようになります。高齢の猫だと、尿意を感じてから移動するのでは間に合わず、トイレの手前でしてしまうことも。病気は完治しませんが、進行を遅らせるために療法食や内服薬を与え、残っている組織を有効活用できるようにサポートします。

こんな異変は要注意!

  • ニオイ → あまりしなくなる

  • 色 → 透明に近い薄い黄色

  • 量 → 老廃物を排出するため増える

  • 回数 → 量と同様に増える

  • 様子 → 排尿ポーズを長時間とる猫も

ものいわぬ猫は体の不調がわかりにくいですが、オシッコのニオイや色、回数などから、体の異変に気付いてあげることはできるのですね。病気の早期発見のためにも普段からよく観察しておきましょう。

参考/「ねこのきもち」2017年5月号『健康のバロメーター 大切なことはオシッコが教えてくれる』(監修:聖母坂どうぶつ病院 獣医師 鵜飼佳実先生)
文/ishikawa_A
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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