いつもよりトイレでふんばっている時間が長かったり、固くてコロコロのウンチだったり。愛猫のウンチの様子が普段と違うと感じたら、もしかすると便秘かもしれません。フードや環境を見直して、便秘をスッキリ改善しましょう!
そもそも便秘ってどういう状態なの?
健康な猫のウンチは大人の人差し指ほどの長さがあり、水分を含んでいてツヤがあります。一方で便秘気味の場合は、短くコロコロとしていて、乾燥しています。色は食べているフードによっても変わりますが、見るからに硬そうなウンチの場合は、便秘気味だといえるでしょう。
回数や量は個体差があるので、一概に「何回・どのくらい」という基準はありませんが、ウンチをしながら鳴いていたり、いつもよりトイレでふんばる時間が長かったり、ウンチのあとに嘔吐するようなことがあれば、念のため受診してください。
便秘を改善する4つのポイント!
水分を十分に摂らせよう
猫はもともと、犬などほかの動物に比べて水を飲む量は少なめ。しかし、必要な水分が摂れていないと、便秘に限らず泌尿器系の病気にかかりやすくなります。普段から愛猫が飲む水の量を観察し、いつもより少ないようであれば水を置く場所を増やす、取り替える回数を増やすなどの工夫をしてください。水分量が多めのフードやおやつを与えるのもいいですね。
愛猫にあったフードを選ぼう
便秘といっても、タイプはさまざま。そのため、便秘の猫向けに成分が調整されたフードにも、水に溶ける可溶性繊維が豊富なものや、水に溶けない不溶性繊維が豊富なものなど、いろいろな種類があります。便秘タイプに合ったフードを与えることが大切なので、もし愛猫が便秘がちなら、一度獣医師に相談してみてください。
愛猫好みの清潔なトイレを用意しよう
「トイレが汚れている」「容器や砂が好みではない」「人目があって落ち着かない」などの理由で、猫がウンチを我慢することがあります。我慢していることで便意を感じにくくなり、やがて便秘になってしまうのです。愛猫が気持ちよく排泄できるように、トイレを清潔に保って環境を整えてあげてくださいね。
毎日適度な運動をさせよう
人と同様、猫もあまり体を動かさないでいると、腸の動きが弱まって便秘になりやすくなります。愛猫があまり動かないタイプでも、おもちゃなどを使って、1日5分でもいいので飼い主さんが遊ぶ時間を作ってあげて。適度な運動が、便秘の予防につながります。
「たかが便秘」と思わないで
便秘の原因が病気にある場合、腎臓の病気や腸閉塞などが考えられます。また、慢性的な便秘から「巨大結腸症」という病気にかかってしまうことも。なかなか改善しない場合は「たかが便秘」と思わずに受診することが大切です。
猫の便秘の予防・改善は、病気の予防や早期発見にもつながります。日頃から愛猫のウンチを観察し、便秘にならない生活を心がけ、愛猫の健康を守りましょう。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師が解説】愛猫の便秘は病気が原因かも!?4つの改善ポイントを紹介』
文/momo
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。