猫と暮らす
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野生の猫のことを知ると納得! 猫が水にこだわる6つの理由
飼い猫の水へのこだわりは、野性時代の猫や、外で暮らす猫の生活に由来するものなのです。その生活の様子をもとに、今泉忠明先生に解説してもらいました♪
水の「種類」と「飲み方」から、そのこだわりぶりがわかります。
【種類】流れる水にこだわる!
野生時代の猫は、山で流れる水に興味をもって飲んでみたら安全だとわかって、好むようになったと考えられています。
また、動く水は腐らないことを知っている、という説も!
こんな水はキケン→窓の結露には注意して!
【対策】
室内と屋外の温度差を少なくし、室内の湿度を下げれば、結露の発生を抑えることができます。
【種類】「ぬるめの水」のこだわる!
ぬるま湯は動物の血液の温度に近い感覚を舌で感じることができ、猫は本能的に満足するよう。
【種類】「たまり水」にこだわる!
現代の猫が浴槽やシンクのたまり水にこだわるのも、オアシスを見つけた感覚なのかもしれません。
【飲み方】前足ですくって飲む!
ちなみに、水をすくう前足がいつも同じなら、いわゆる「利き足」かも!
【飲み方】遠くの水を飲みに行く!
ほかにも、獲物の血で水が汚れないように、食べ物から離れた場所の水を求めたという説も。
【飲み方】容器をなめて飲む!
そのため、好む飼い猫もいるのでしょう。
飲み方の変化をチェック→水をうまく飲めないときは、要注意!
たとえば、水を飲んでも口から垂れてしまう場合や、飲みたいけれど飲めずにあきらめている様子を見せるなら、口内炎や歯肉炎などで口腔内に異変がある恐れが!
その場合は、少し温かい水なら飲むこともありますが、いずれにせよ動物病院で受診をしましょう。
あなたの愛猫は、水のどんなところにこだわりを見せますか? ぜひ、観察してみてくださいね♪
(監修:哺乳動物学者、「ねこの博物館」館長 今泉忠明先生/日本動物病院協会(JAHA)認定獣医内科認定医、NPO法人小動物疾患研究所理事長 小宮山典寛先生)
イラスト/shino
文/sorami
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