猫と暮らす
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かわいいだけじゃない! 猫の「肉球」に秘められたナゾに迫る♡
そこで今回は、「猫の肉球って、そもそもどんな役割があるの?」「肉球ってなにでできてるの?」など、気になることを解説。
Instagramで見つけたかわいいニャンコたちの写真を見ながら、学んじゃいましょう♪
肉球の機能①:肉球センサーで危険を察知!
弾力があって柔らかい肉球には「センサー」のような役割があり、障害物を素早く察知できるのです!
肉球の機能②:足音を消して衝撃を吸収!
ぷにぷにした弾力のある肉球は、衝撃を吸収! 高いところから飛び降りたり、登ったりするときには、体の負担を減らしてくれるのです。
肉球の機能③:体温調節する!
猫は暑いときだけでなく、怖いときや緊張したときにも汗をかくことがあります。足の裏を触ると、湿っているのを感じるかもしれません。
肉球から出た汗は、「すべり止め」や「マーキングのニオイつけ」にも利用されています。
肉球の機能④:お手入れの道具♪
そのため、顔をキレイにするには肉球を舐めて水分を含ませて、顔をこするのです。
ギモン①:猫の肉球……前足と後ろ足で数が違うの!?
これに加え、前足には接地しない親指の指球があります。これは獲物を掴んで捕まえるときや、自分で顔を毛づくろいするときに役立っているよう。
後ろ足の親指は、ほとんど使うことがなかったために後退したのでしょう。
ギモン②:肉球がツルツルしているのは、なぜ?
指紋があるのは、霊長類やコアラなど、木の枝を掴んで生活してきた動物だけ。つまり、指紋は滑り止めの役割があるのです。
猫も木に登るけれど、枝を掴まずに爪を引っかけるので、指紋は発達していないのです。
ギモン③:肉球に弾力があるのは、なぜ?
動物の体の組織は、基本的に筋肉・血管・神経とそれぞれ分かれていますが、結締組織は筋肉・血管・神経が入り混じって、ひと塊になっています。
この特殊な組織だからこそ、肉球の敏感さと優れたクッション性が実現できるのです。
ギモン④:肉球が冷たくなったり、ニオイがしたりするのは、なぜ?
猫の体で汗腺があるのは、肉球と鼻だけ。汗が揮発すると表面温度が下がって、ヒンヤリ感じられます。
また、汗はもともとニオイを発するので、指間で蒸れることでより強いニオイを発するのでしょう。
参考/「ねこのきもち」2018年3月号『大好きだから、ぜんぶ知りたい♡ 猫の肉球』
(監修:哺乳動物学者、「ねこの博物館」館長、日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
ねこのきもちWEB MAGAZINE『【ケア動画あり】猫の肉球は機能がいっぱい!ケガの対処や性格診断も!?』
文/sorami
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