猫と暮らす
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いつ見てもグースカ…猫が寝てばかりいる本当の理由を知ってる?
猫ってよく眠るイメージがありますよね。1日に14~16時間も眠るといわれており、1日の3分の2は睡眠時間にあてられています。
では、なぜ猫は1日にこれほど眠るのでしょうか? 猫がよく寝る理由について、ねこのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました。
猫が寝てばかりいる本当の理由

ーー猫はいつも寝てばかりのイメージがありますよね。なぜあれほど長い時間眠るのでしょうか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「元々、猫は体を休める時間を比較的多く取ろうとする傾向がある動物です。これは、狩りを行う肉食動物の本能的な行動なのです。
空腹ではなく狩りをする必要がないときに、無暗に動いて体力を消耗することを避け、狩りに備えて体を休め体力を温存しようとしている、と考えられています」
ーーただ眠いだけかと思いきや、ちゃんとした理由があったのですね!
獣医師:
「そうですね。日々の生活の中で猫が体を休めている姿を見かけること自体は、それほど珍しいことではないと思います」
あまり眠らない猫もいるの?

ーーよく眠る猫がいる一方で、あまり眠らない猫というのもいるのでしょうか?
獣医師:
「そういう猫もいるかもしれません。たとえば、興奮している時間が増えることなども一因の可能性があります。もし『今まで寝ていたのに寝なくなる』などの変化があった場合は、念のためかかりつけ医に相談しましょう」
具合が悪い可能性のある猫の眠り方
ーー寝てばかりだと、「具合でも悪いのかな?」と心配になってしまう飼い主さんもいるかもしれません。具合が悪いとき、猫はどんな寝方をしますか?
獣医師:
「たとえば、いつもと違う場所で眠ったり、しっかり身を横たえずにうずくまったままで休む場合には、どこか具合が悪い可能性があるかもしれません。
また、おなかを隠すように丸くなって眠るのも、体調不良のサインなこともあります。元気や食欲、嘔吐下痢などほかの病的な症状がないかを合わせて確認の上で、必要に応じてかかりつけの獣医師に相談をしましょう」
具合が悪い可能性のある猫の眠り方については、下記の記事にくわしく書かれているので、確認してみてくださいね。

猫が気持ちよさそうに寝ているとき、ついちょっかいを出したくなることもあるかもしれません。でも、野生の頃の習性で狩りのために体力を温存している最中のようなので、ゆっくり寝かせてあげましょうね♪
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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