猫と暮らす
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猫はどうしてサイレントニャーをするの? 3つの理由を解説
猫が声を出さずに口を開けて鳴く「サイレントニャー」をご存知ですか?
飼い猫の約半数がしているといわれるサイレントニャーですが、それをする理由や要因はさまざま。
今回はその中から3つの理由をピックアップして解説します。
理由その1)学習したから!

猫は経験を重ねることで、そこから学習することができます。
そのため、たまたまサイレントニャーをしたら飼い主さんがかまってくれた、というような「イイコト」が続けば、すすんでサイレントニャーを繰り返すようになることも。
こういったケースのサイレントニャーは、経験や知識を多い成猫やシニア猫がしてくれる可能性が高そうです。
ほかにもサイレントニャーをしやすい猫は……?
サイレントニャーをしやすい猫のタイプとして、まずメス猫があげられます。オスよりも控えめな性格が多いため、声を出さずにアピールしてくる可能性があるのだそう。また、1才未満の子猫が甘えたいときにも見られることが。
猫種でいうなら、シンガプーラなど華奢な体格の猫種のほうが、サイレントニャーをする傾向にあるようです。
理由その2)面倒だから…

猫があいさつとしてサイレントニャーをする場合は、声を出すのが面倒になったという可能性もあります。
愛猫の名前を呼んだとき、鳴くのではなくしっぽを振ったり、瞬きをしたりすることでアクションを返されたことはありませんか?
サイレントニャーもこれらと同様で、口を開けることであいさつをしていると考えられます。
また、飼い主さんが控えめなアプローチでも気づいてくれることを、楽しんでいるケースも。
理由その3)察してもらえるから

サイレントニャーで自分のしてほしいことをアピールしてくる猫は、実は「飼い猫度」が高めの傾向にあります。
飼い主さんがあれこれとお世話をしてくれるので、アピールまでも飼い主さんの厚意に甘えて怠っているのだとか(笑)。
「声を出さなくても、口を開けば飼い主さんは分ってくれる」と思っているのかもしれませんね。
あいさつやアピールの際に見られるサイレントニャー。理由を見ていると甘えや信頼からくるものもあり、今後見かけたらちょっと嬉しくなってしまいそう。愛猫からのコミュニケーションサインを見逃さずに、これからも素敵な関係を築いていってくださいね。
参考/「ねこのきもち」2018年11月号『知ってる? ココロに響く「聞こえない鳴き声」サイレントニャー』(監修:哺乳動物学者 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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