猫と暮らす
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長いお付き合いになる猫の病「甲状腺機能亢進症」の症状と治療法
「甲状腺機能亢進症」という病気と症状
・食欲旺盛なのにやせてきた
・異常に活発になった
・攻撃的になった
・異常に水を飲み、オシッコの量が多い
また、発症すると心臓に負担がかかり、心臓の働きに異常が起こることもあるため、気付かずに放っておくととても危険な病気なのです。
治療法と病気との付き合い方
1つ目は、療法食か薬により甲状腺ホルモンの分泌を抑える方法です。ただしこの治療は甲状腺ホルモンの過剰な分泌を抑えることを目的としたもので、症状が落ち着いても病気が治ったわけではないため、生涯にわたって治療を続けていく必要があります。
2つ目は、大きくなった甲状腺を手術で取り除く方法です。甲状腺を取り除くことによりホルモンの過剰な分泌は防げますが、もし左右両方の甲状腺を取り除くことになった場合は、生涯にわたり甲状腺ホルモン薬を投与しなければならなくなります。
大切な猫が「甲状腺機能亢進症」にかかったご家庭の体験談
「3年前、椎茸が攻撃的になり、異常に食べる一方でやせていくのが心配になり受診。血液検査で、甲状腺ホルモンの異常が判明しました。その後は療法食と投薬を続け、現在、攻撃的以外の症状は落ち着いています。」
シリンジで薬を飲ませるコツをつかんでからは、投薬がスムーズになったそうですが、猫にとっても、ご家族にとっても長い付き合いになる病気であることは間違いないでしょう。
「甲状腺機能亢進症」の予防法はあるのでしょうか?
文/こさきはな
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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