愛猫にひざに乗ってほしい飼い主のみなさん! じつは、“ひざ乗せ”は練習すればできるようになる猫が多いんです。愛猫もひざ乗りが大好きになれば、飼い主さんとの絆もいっそう深まるはず。そこでこの記事では、愛猫をひざに乗せるためのコツを伝授します。
ひざ乗せを成功させるには
まずは、猫をひざに乗せるために押さえておきたいポイントをご紹介します。これを知れば、憧れのひざ乗せに一歩近づけますよ。
猫と1対1でリラックスして行う
ほかの猫や人が近くにいると気が散ってしまう猫もいるので、飼い主さんと猫の1対1で行いましょう。また、飼い主さんが「乗って」というオーラを出し過ぎると、猫がそれを察知して近づかなくなる場合があります。猫をひざに乗せるときは、リラックスすることが肝心です。
忍耐も大切
飼い主さんが猫を抱き上げてひざに乗せるのはNG。はやる気持ちをおさえて、猫のほうからひざに乗って来るのをひたすら待ちましょう。そして、猫がひざに乗っている間は動かないように。もぞもぞ動くと猫は安心できず、逃げてしまいます。
ひざに乗ると「イイコトがある」と教えよう
おやつなど猫が好きなものを使ってひざに乗るよう誘導しましょう。繰り返し行い、ひざに乗るとイイコトがあるという印象を与えることが大切です。ブラッシング好きな猫ならひざの上でしてあげるのもよいでしょう。また、スキンシップをするのもオススメです。
ひざ乗せを成功させやすい時期
猫は寒がりなので暖を求めて人に乗る猫もいます。そのため、寒い季節がひざ乗せ成功のチャンス。また、子猫のほうが体が小さく人に乗りやすいので、できれば早いうちからひざに乗ることを教えてあげましょう。
ひざ乗せを成功させるアイテム
ひざ乗せを成功させるには、猫が乗りたくなるような魅力的なアイテムも重要です。愛猫のお気に入りを用意しましょう。
猫用の液状おやつ
大好きな猫も多い液状おやつは嗜好性が高くおすすめ。好物のウエットフードを小皿に入れてもいいですね。
猫用の粒状おやつ
固形のおやつや、好物のドライフードでもOK。粒が大きいおやつは半分に割って使いましょう。
ひざ掛け
ひざ掛けを使えば、ひざの上が平らになるので誘導しやすくなります。愛猫のニオイが付いた布なども使うのもよいでしょう。
ひざ乗せにチャレンジ
いよいよ、ひざ乗せにチャレンジ! 猫のお気に入りのアイテムを使って、ひざに乗りたくなる環境をつくりましょう。
液状おやつが好きな猫には
- 液状おやつを入れた小皿をもってソファに座ります。おやつの皿を愛猫に見せながら、ソファを指でトントンたたいて指示しましょう。
- 愛猫がソファに乗ったら、おやつのニオイをかがせます。おやつをなめさせつつ、ひとなめごとに少しずつ皿を動かして、ひざの上に誘導しましょう。
- 後ろ足までひざに乗ったら、ひざ乗せ成功! おやつはすべてなめさせてあげましょう。
粒状おやつが好きな猫には
- あぐらをかいた上にひざ掛けをかけてスタンバイ。
- 愛猫におやつの粒を見せ、ひざ掛けにおやつを1~2粒置いて食べさせます。1粒食べたら1粒置くのを繰り返し、少しずつ飼い主さんのお腹の方へ誘導しましょう。
- 愛猫があぐらのくぼみに収まったら、ひざ乗せ成功です!
今は乗らない猫も、「ひざに乗るとイイコトがある!」と覚えてくれれば、自分から乗ってきてくれるはず。愛猫のペースを尊重して、気長にチャレンジしてみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2017年12月号『人肌恋しいこの季節が狙い目 愛猫を”のり猫”にしたい!』(監修:猫専門病院「Tokyo Cat Specialists」山本宗伸先生)
文/terasato
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。