猫は1日の3分の2(14~16時間)を寝て過ごしているといわれています。そのときによってさまざまなポーズが見られますし、寝ている姿を見ているだけで癒されますよね。
今回は、猫によく見られる就寝スタイルとその理由を、かわいい画像とともに解説します♪
1.他の猫とくっついて寝る理由は?
複数の猫を飼っていると、猫同士でくっついて寝ていることがあります。暑い季節にはあまり見られないため、相手の体温で暖まるためにしているのだと考えられています。この姿が見られるということは、お互いを信頼しているからこそ。同居猫の寝息や心音などの一定のリズムも、猫にとって安心できるのでしょう。
おしりを枕に……!?
茶トラのみかんくんとれもんくんも、お互いの体に身をあずけるようにくっついて寝ています。おしりを枕にしてウトウトする姿から、仲良し具合が伝わってきますね!
2.お腹を見せて寝る理由は?
「ヘソ天」という言葉は聞いたことがある方も多いと思いますが、猫がお腹を見せて仰向けに寝転がるポーズにも理由があります。この体勢は、暑い時期に体を広げて寝ることによって空気に触れる面積を増やし、体温を下げようとしているときに見られます。
ただし、猫にとってお腹は急所なので、どんなに暑くてもリラックスできる場所でしか仰向けになりません。安心して寝ている証拠ともいえるでしょう。
トンネルの中でヘソ天!
こちらはキジトラのムギくん。遊び疲れたのでしょうか、トンネルのなかでバンザイしながら、ヘソ天ポーズで眠っています。幸せそうな寝顔に癒されますね♪
3.丸くなって寝る理由は?
丸まって眠るのは、「ヘソ天」とは逆に、体が空気に触れる面積を小さくして寒さをしのごうとしているポーズです。すぐには起き上がって動くことができないため、安心度も高いといえます。
その姿がアンモナイトの化石に似ていることから、SNSなどでは「アンモニャイト」「ニャンモナイト」などと呼ばれています。こちらの写真のみるくくんは、かなり綺麗な形のアンモニャイトポーズを披露してくれていますね!
飼い主さんの膝の上で♡
こちらの写真は、ミケ猫の雅ちゃんが、飼い主さんの膝の上で丸まって寝ている姿だそう。愛猫がこんなかわいい姿で眠ってしまったら、その場から動けなくなってしまいそうですよね。
4.高い場所で寝る理由は?
一見不安定そうに見えますが、高い場所は敵に狙われることが少なく、ほかの猫に対しても優位であることをアピールできる場所。冬の室内なら温度も低くないため、猫の寝床にぴったりです。邪魔されずに眠れるため、猫にとって安全だと感じられる場所なのでしょう。
高い場所でウトウト……
こちらの大福くんは、気温が下がってきたころ高い場所で寝るようになったそうです。この状態で4時間も熟睡していたとか。ふわふわの手袋のようなお手手は、思わず触りたくなるかわいさですね♡
このように、猫にはさまざまな寝姿がありますが、体調が悪い猫やシニア猫などは、長時間同じ体勢で眠っていることも。「床ずれ」を起こしてしまわないよう、長時間同じ体勢でいる場合は、定期的に体勢を変えたり、柔らかい敷物の上に移してあげたりするといいでしょう。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『猫の睡眠について~眠る時間、睡眠中のしぐさの意味、病気のサインについて~』
文/AzusaS
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。