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シニア猫は要注意!猫に多い「慢性腎臓病」ってどんな病気?
慢性腎臓病ってどんな病気?
ネフロンが壊れると腎臓の機能が低下し、血液中の老廃物を体外に排出することが困難に。この状態が「慢性腎臓病」と呼ばれるものです。
壊れたネフロンは再生せず徐々に病気が進行していくことから、不治の病というイメージを持つ人も少なくありません。
どうして猫に多いの?
その理由のひとつが、そもそも持っているネフロンの量です。猫のネフロンの量は犬の約半分ほどなのだとか。
また、食生活の特徴もあげられます。猫は飲水量が少ない傾向にあるため尿が濃く、腎臓に負担がかかりやすいようです。また、肉食動物である猫はたんぱく質を多く必要としますが、その代謝の過程で多くの老廃物をつくるため、腎臓にかかる負担が大きいと考えられます。
こんな症状が見られたら注意!
また、オシッコの変化も気がつきやすい症状です。尿量や回数がふだんの2倍以上に増える、尿の色が水のように薄くなるなどの変化が起こったら、獣医師に相談してください。
上記の例に加え、便秘になる、食欲が落ちる、ときどき嘔吐する、貧血になるといった症状が見られる場合もあります。
かかりやすい傾向の猫はこんな猫
また、以前尿石症などの泌尿器トラブルの経験がある場合も要注意。ほかに、遺伝的に腎臓の発達が悪い猫、血圧が高い猫、ウイルス感染症にかかっている猫、自己免疫疾患をもっている猫も、慢性腎臓病のリスクを意識しておいたほうがいいでしょう。
健康診断などで定期的に血液検査を行い、腎臓の数値をこまめに確認しておくのもおすすめです。
文/kagio
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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