猫と一緒に生活することになったら、さまざまなグッズをそろえる必要があります。今回は、猫を飼うのに必要な“基本グッズ”をまとめてご紹介します。長期にわたって使うグッズもあるので、愛猫はもちろん、飼い主さんにとっても使いやすいものを探しましょう!
食事に必要なグッズ
キャットフード
主食のキャットフードは、パッケージに「総合栄養食」と表記されているものを用意しましょう。「総合栄養食」とは、そのフードと水だけで猫の健康が維持できるよう、バランスよく調合されたもの。
猫の年齢や状態によって必要な栄養素が異なるので、子猫の場合は「子猫用」を、成猫は「成猫用」を選びましょう。
ドライフードとウェットフードはどちらを選ぶべき?
総合栄養食のフードには、ドライフードとウェットフードの2種類があります。
ドライフードは、密閉保存することで風味を損なわず食欲維持につながります。ウェットフードは含まれる水分量が多いため、水を積極的に飲まない猫におすすめです。
どちらにもメリットがあるので、愛猫の好みや体調の変化に合わせて使い分けましょう。
フードボウル&水飲みボウル
フードを与える「フードボウル」と、水を与える「水飲みボウル」も必須アイテムです。陶器製のものは猫にとって舌触りがよく、ステンレス製のものは陶器より壊れにくくて洗いやすいというメリットがあります。
どちらを選ぶ場合も、猫がヒゲを濡らさずに使えるよう、間口が広く円形のものがおすすめです。
排泄に必要なグッズ
猫用トイレ
猫トイレの数は、「猫の匹数+1」が理想です。子猫には、またぎやすい浅いタイプがおすすめ。成猫であれば、大きいサイズの方が排泄の失敗を防げます。
サイズの目安は、猫が立った状態で全身が入り、さらにひと回り余裕がある大きさだと安心です。
トイレ砂&スコップ
トイレ砂にもさまざまなタイプがありますが、愛猫が気に入るもので、かつ飼い主さんの使い勝手がいいものを選ぶといいでしょう。ちなみに子猫は、粒子が小さく細かい砂が慣れやすいといわれています。
スコップはトイレ容器に付属していることも多いですが、自分で用意する場合は、すくい口が大きいものを選ぶのがおすすめです。
生活に必要なグッズ
キャリーケース
キャリーケースは、お迎え時の必須アイテム。動物病院に行くときやお出かけのとき、災害時にも使用できるので、長く使えるものを選びましょう。
猫ベッドや寝床
猫が落ち着ける素材や形の寝床を用意します。最初は1つでもOKですが、怖がりの猫の場合は、すぐに逃げ込める場所がいくつかあると安心。怖がりの愛猫には複数の猫ベッドや寝床を用意するといいでしょう。
ケージ
ケージがあると、掃除や来客などの苦手なものを避けて入れるので、用意しておくと便利です。また、災害時や入院時などは、ケージで過ごすことになります。あらかじめケージに慣らしておくことで、緊急時のストレス軽減につながりますよ。
お世話・お手入れに必要なグッズ
爪切り
猫の爪切りは、ハサミ型が使いやすいといわれています。刃先を上にしても下にしても使えるので、猫の体勢を気にせず、素早く切ることができます。
ブラッシング用ブラシ
特に長毛種の猫は、ブラッシングが欠かせません。ラバータイプやスリッカータイプ、ミトン型など、さまざまなブラシがあります。猫の種類や好みによって、上手に使い分けましょう。
歯ブラシ
歯の健康のためにも、歯ブラシは用意しておきましょう。ヘッドの部分が小さいタイプだと、猫の口に入りやすく使いやすいですよ。
爪とぎ器
爪をとぐのは猫の本能です。家具や壁で爪をとがれないよう、あらかじめ爪とぎ用のグッズを複数用意しておきましょう。種類もさまざまなので、猫が気に入るものを選ぶのがポイントです。
おもちゃ
猫は生後2ヶ月を過ぎたあたりから、1匹で遊ぶことを覚えます。おもちゃにはさまざまなタイプがあるので、いくつか用意しておくと猫も飽きずに遊べます。
基本グッズをそろえたら、徐々に買い足していこう
今回ご紹介したのは、猫を飼い始めるタイミングで必要となるグッズです。まずはこれらを購入し、猫との生活に慣れたら、首輪や体重計など必要に応じたものを買い足していくといいですよ!
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『猫のグッズを揃えよう』
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。