もともと狩りをする動物であることから、警戒心が強いとされる猫。感情を全身で表現する犬と比べると、猫はどんな気持ちでいるのかがわかりにくい…といわれています。しかし、じつは猫もさまざまなしぐさでアピールして、飼い主さんに愛情を伝えているのです!
猫が飼い主さんに見せる「10の好き好きサイン」
この記事では、猫が飼い主さんに伝える「10の好き好きサイン」を紹介します。意外なあのしぐさも、好きのサインのことも……!?
①ゴロゴロと喉を鳴らす
猫は安心できる相手と一緒にいるときに、ゴロゴロと喉を鳴らします。飼い主さんのそばにいるときにゴロゴロと喉を鳴らすのは、身も心も委ねてリラックスしている証拠だといえます。
②顔や体をすりすりしてくる
猫は鋭い嗅覚を持っています。顔や体を飼い主さんにすりすりしてくるのは、自分のニオイをつけて安心感を得るための行為。とくに、臭腺が集まる顔をすりすりしてきたら、「自分のもの!」とアピールしたい気持ちが強いと考えられます。
③しっぽをピーンと立てる
猫がしっぽをピーンと立てて近づいてきたり、すりすりしたりすることがあると思います。これは、飼い主さんに「好意」や「信頼」を寄せているサイン!
たとえば、愛猫の名前を呼んだときやごはんをあげるときなど、嬉しい気持ちになるとしっぽをピーンと立てます。
④体や髪をペロペロ舐めてくる
猫が自分の体を舐めるのは、ニオイを消して敵から身を隠すための行為ですが、飼い主さんの体や髪を舐めるのは「信頼の証」であり、ニオイづけという愛情表現でもあります。ちなみに、飼い主さんの髪を舐めるのは、毛づくろいをしてあげているつもりなのだとか。
飼い主さんが帰宅したときに舐めてくる場合は、飼い主さんの皮膚に付着した不快なニオイを舐め取ろうとしている、という説もあります。
⑤じーっと見つめてくる
猫がじーっと見つめてくるときの心理は、おもにふたつあります。ひとつは、相手の次の行動を警戒している場合で、もうひとつは期待や親愛といった気持ちです。
黒目が大きくなっているときは、飼い主さんからの「いいこと」を期待しているサイン。ゆっくりとまばたきをしたり、目を細めるしぐさを見せる場合は、「好き」のサインだといわれています。
猫が目を細めたら、飼い主さんもこれに応えて目を細め返してあげてみてください。
⑥お腹を見せる
猫にとってお腹は急所。そのお腹を無防備に見せるのは、心を許した相手に甘えたいときだといわれています。もしそのままくねくねとアピールしてきたら、優しく撫でてあげてみてください。
ただし、お腹を見せているけれど、かまってほしい気持ちではない場合もあるようです。お腹を撫でられるのを嫌う猫もいるので、注意してくださいね。
⑦前足でふみふみする
前足でふみふみするのは、子猫が母猫のミルクを飲むときにする行為。これを成猫が飼い主さんの体の上や近くでしている場合は、子猫の気分になって甘えたり、リラックスしているときだと考えられます。
⑧出迎えてくれる
外出していた飼い主さんが帰宅したとき、猫が玄関で待っていたり、部屋から出てきたりするのは、飼い主さんが帰ってくるのを心待ちにしていた証拠です。愛猫に寂しい思いをさせたぶん、思いきり甘えさせてあげましょう!
⑨一緒に、または近くで寝る
猫は警戒心が強いので、安全な場所を選んで寝床にします。そんな猫が、飼い主さんと一緒に、または近くで寝ているのであれば、猫にとって「飼い主さんのそばがいちばん安心して落ち着ける場所」だということです。
信頼しているということはもちろん、とても愛猫に好かれているといえるでしょう。
⑩バリバリと爪をとぐ
爪とぎをしている猫を見ると、なんだか機嫌が悪いのでは…と思うかもしれませんが、そうではないことも。じつは、飼い主さんと遊びたくて、高ぶった気持ちを爪とぎという別の行動に転化していることもあるのです。
飼い主さんのことを見ながら爪とぎをしている場合は、きっと遊びたいというサインでしょう。これも愛情表現のひとつだといえますね。
ふだん愛猫が見せる何気ないしぐさも、じつは飼い主さんへの愛情表現だったんですね。愛猫からの「好き好きサイン」に気づけたら、もっと信頼関係を築くことができるかも♪
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE
『じつは愛情表現だった!愛猫が伝える飼い主への「大好き」サイン』
ねこのきもちWEB MAGAZINE
『飼い主さんは嬉しくなっちゃう!? 猫が「目を細める」ときの本音』
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/sorami