猫はいつだって可愛いですが、子猫はまた格別!子猫が可愛い理由のひとつに、子猫時代にしか見られない特徴があるのをご存知ですか?
今回はそんな「こねこじるし」をご紹介します♪
今は成猫の飼い主さんも当時を懐かしんでみてくださいね♥
こねこじるし①ブルーの目
メラニン色素が沈着する前だけに見られる
どの猫も生まれたときは「キトゥンブルー」と呼ばれる青い目をしています。これは目の色を決めるメラニン色素がまだ沈着していないため。8週齢頃には本来の色に定まります。
こねこじるし②大きな耳
オスカーくん(オス・2カ月/メインクーン)
顔が小さいため、大きく見える
子猫の耳が大きく感じられるのは、顔が小さいことによる比率が理由でしょう。なかでもメインクーンは大きく感じられる猫種といわれています。生後2カ月を過ぎると顔が大きくなり、バランスが整います。
こねこじるし③ひょろひょろしたヒゲ
行動範囲が狭いので未発達
周囲との距離をはかるセンサーの役割がある猫のヒゲ。子猫は行動範囲が狭くまだ不要なため、未発達でひょろひょろしています。生後2カ月頃からピンとしてくるでしょう。
こねこじるし④ピャーピャーという鳴き声
母猫の気配があるときは小さく高い声で
子猫は鳴いて母猫に存在をアピールします。母猫の気配を感じているときは小さく高い声でピャーピャーと鳴きますが、母猫を見失いピンチを感じたりすると大きな声で鳴くこともあります。
こねこじるし⑤驚くほど長い睡眠
体を作るため睡眠時間もたっぷり
猫は一日14時間ほど寝るといわれていますが、睡眠時に体がつくられるため、子猫はさらに長く眠るのだとか。好奇心が強く活発でもあるので、突然力尽きパタッと倒れることも。
こねこじるし⑥ボサボサの毛
ミルくん(オス・2カ月)
毛づくろいできず整えるのが下手
猫は毛づくろいによって毛並みを整えます。しかし、子猫はまだうまく体をなめることができません。そのため、毛がツヤがなく、ボサボサであることが多いでしょう。
可愛過ぎる「こねこじるし」はいかがでしたか?
理由さえも可愛いなんて、本当にずるいんだから♥
みなさんも「こねこじるし」、探してみてくださいね♪
参照/『ねこのきもち』2020年5月号「まいりました♥子猫マジック」(猫写真家、猫研究家 石原さくらさん監修)
文/Carrie-the-cat
写真協力/中川文作、中村陽子、shizu*
※この記事で使用している写真は2020年5月号「まいりました♥子猫マジック」に掲載されているものです。