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そのくしゃみ、病気かも!? 注意が必要な「猫のくしゃみ」

猫の“くしゃみ”はごくありふれた生理現象ですが、なかには病気が原因でくしゃみをしている場合もあります。そこで今回は、ふつうのくしゃみと病気のサインのくしゃみを見分けるために、飼い主さんに知ってほしいポイントを解説します。

病気のくしゃみを見分けるには?

クッションに座る猫
getty
猫のくしゃみには、心配いらないただの生理現象としてのくしゃみと、気を付けたほうがいい病気のサインとしてのくしゃみがあります。愛猫の健康を守るためにも、それぞれの違いを知っておきましょう。

生理現象のくしゃみ

鼻にほこりなどが入ってむずむずすると、中の異物を出すために自然とくしゃみが出ます。くしゃみが数回でおさまり、その後いつも通りに過ごしているのであれば、ただの生理現象のくしゃみですので心配はいりません。

病気のサインのくしゃみ

くしゃみが長く続いたり、同時にほかの異変が見られたりする場合は、病気のサインかもしれません。以下のような症状が出ている場合は、動物病院を受診しましょう。
  • 食欲が低下し、涙や目ヤニが出ている
  • 1日中~数日間くしゃみが止まらない
  • くしゃみと同時に鼻水も出ている
  • 膿のような色の鼻水が出ている
  • 鼻血が出ている など

くしゃみから疑われる病気

ダンボールから顔を出す猫
getty
猫のくしゃみから考えられる病気として、代表的なものに「猫カゼ」と呼ばれるさまざまな感染症があります。

そのほか、鼻の奥の空洞が炎症を起こす「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」や真菌(カビ)が原因で発症する「クリプトコッカス症」、感染すると免疫力の低下をまねく「猫エイズウイルス感染症」なども、くしゃみが見られる病気です。

また、ハウスダストや花粉などのさまざまなアレルゲンにより発症する「アレルギー性鼻炎」も、くしゃみを引き起こします。

くしゃみを症状とする病気を予防するポイント

診察を受ける猫
getty
病気のサインにいち早く気付くことはもちろんですが、まずは予防が肝心です。ふだんから、以下のことを心がけておきましょう。

室内飼育をしよう

屋外でほかの猫と接触することは、感染症のリスクになります。愛猫をさまざまな危険から守るためにも、完全室内飼いが望ましいでしょう。

部屋を清潔に保とう

こまめに掃除を行い、アレルギー症状を引き起こすハウスダストを取り除きましょう。また、乾燥した部屋はウイルスが繁殖しやすいので、適度な湿度を保つことも大切です。

ブラッシングをしよう

猫の体にダニやほこりが付着していると、グルーミングをするときにそれらを体内に取り込んでしまいます。こまめにブラッシングをして、体についた異物を取り除いてあげましょう。

ワクチン接種と健康診断を受けよう

ワクチンは子猫のうちからしっかり受けさせましょう。また、定期的に健康診断を受けて、愛猫の健康状態を把握しておくことも重要です。
くしゃみはどんな猫でも出るものですが、なかには病気が潜んでいる場合もありますので、甘くみてはいけません。愛猫の様子に異変を感じたら、迷わず獣医さんに相談しましょう。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「【獣医師が解説】猫のくしゃみはタイプが2つ!病気の可能性や予防」

参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師が解説】猫のくしゃみはタイプが2つ!病気の可能性や予防』(監修:獣医循環器学会認定医 中央アニマルクリニック顧問獣医師 佐藤貴紀先生)』
文/terasato
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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