猫と暮らす
UP DATE
ジャンプのとき「にゃっ」と鳴く・失敗して耳をかく。猫の謎な行動を人に例えたら……
愛猫のしぐさや行動を見ていて、「この行動、どんな意味があるの?」と、疑問に思ったことはないでしょうか? ナゾめいて見える行動も、猫なりに理由があるのです。
この記事では、飼い主さんが不思議に思う猫の行動の実例5つを紹介。その行動の本当の理由はなんなのか……人に置き換えてみると、その理由がわかります。
①ジャンプするときや高い場所から下りるときに「にゃっ」と鳴く
これは、人が言う「よいしょっと」などの掛け声と同じだと考えられています。おそらく声を出すことによって自分の行動を鼓舞したり、楽しんだりしようとしているのでしょう。
じつは猫あるある?ジャンプに失敗する猫
- 「テーブルから30cm位離れたキッチンカウンターに飛び移ろうとして、カウンター手前で落下」
- 「ピアノの上から横の本棚の上に飛ぼうとして、失敗して本棚の角にぶら下がっていた」
- 「飛び乗ろうとして踏み外す」
など、愛猫のちょっとドジな姿を目撃している飼い主さんも多数。失敗したあとは、熱心な毛づくろいや体をかくなど、ごまかしているようなしぐさをするところもかわいいですよね。
以下でも猫の失敗エピソードなどを紹介していますので、チェックしてみてください。
ケガなどは大丈夫なの?
基本的に猫は運動神経がいいため、高いところから落ちても問題ないことのほうが多いようです。しかし、それは猫がきちんと受け身の体勢をとっているからで、何らかの理由により体勢を整えることができないと、骨折などにつながるおそれも。たとえば、落下時間が短い低い場所からの落下はリスクがやや高いといえるでしょう。
ジャンプに失敗してしまったあとは、どこか痛がっている様子はないか、歩き方が変ではないかなど、猫の様子を観察しておくことも忘れずに。
②突然、しっぽがたぬきのようになる
猫の毛の根元には「立毛筋」という筋肉があるのですが、驚いたり怖がったりして興奮すると、立毛筋が反応して毛が逆立つのです。なかでもしっぽには立毛筋が多くあって、毛が逆立ちやすいのだとか。
この原理は、人が「鳥肌が立つ」ことと同じです。
③たまにこっちを見て「サイレントニャー」をする
そもそも野性の猫が鳴くというのは、母猫にねだる子猫時代にだけ見られる行動。それが成猫になっても鳴くのは、飼い主さんに甘えて子猫気分でいるからでしょう。
④なにもしていない同居猫にいきなり猫パンチ!
人の場合で考えてみると、友だち同士でケンカして、さらに友情が深まるということと似ていますね。
⑤シニア猫が年下猫に遊びを譲ってあげる
猫の行動には猫なりの理由がある
監修/ねこのきもち相談室獣医師
イラスト/ナカオテッペイ
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE