猫と暮らす
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予防できない怖い病気「猫の心筋症」 早期発見のための習慣2つ
命を失う危険のある病気、心筋症とは?
気づかないうちに病状が進行すると、心臓内の血のめぐりが悪くなって血の塊(血栓)ができ、それが全身へ流れたときに細い血管に詰まる「大動脈血栓塞栓症(ATE) 」という合併症を引き起こして、突然死を招くことがあります。
かかりやすい年齢や猫種は?
なお、心筋症を発症しやすい猫種についてはわかってきています。メインクーン、アメリカンショートヘアー、ブリティッシュショートヘアー、スフィンクス、ペルシャ、ラグドール、ノルウェージャンフォレストキャット、ヒマラヤンはかかりやすいとされており、特に注意が必要です。
予防や検査、治療法は?
早期発見のための習慣1:心臓の検査を定期的に受ける
心臓マーカー(NT-proBNP)という検査は少量の血液を採血するだけでよいので、定期健診に追加することをお勧めします。この検査で異常があった場合に、超音波検査を受けるようにするとよいでしょう。
早期発見のための習慣2:心拍数をできるだけ毎日測る
安静にしているときの猫の心拍数は、1分間につき通常は130〜160拍。運動したり興奮したりしたときには240拍程度まであがることもありますが、安静時も200拍以上の状態が続く場合は、心臓に異常がある可能性が考えられます。猫によって個体差があるので、日頃から愛猫の通常時の数値を把握しておくと、異常があったときに気づきやすいでしょう。
測り方:抱っこして、あるいは立ったままでもOK
抱っこを嫌がる猫の場合は、立ったままでも大丈夫。左右の脇の下から両手を入れて、同じように測りましょう。
心筋症は、とにかく早期発見を心がけて!
まずは心拍数の測定を毎日の習慣にして、少しでも異変を感じた場合は、動物病院で診察を受けるようにしましょう。
文/朱音
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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