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約7割の猫好きが知っている「マンチカン立ち」 2足で立つ猫の行動と注意点を獣医師に聞いてみた!
みなさんは“マンチカン立ち”という言葉を聞いたことがありますか?
今回は、猫好きさんに“マンチカン立ち”の意味を知っているか、Twitterでアンケートを行いました! 獣医師の先生に教えてもらったマンチカン立ちの理由や注意点もご紹介するので、マンチカンの飼い主さんは参考にしてくださいね。
“マンチカン立ち”って知ってる? アンケートの結果は

いぬ・ねこのきもち公式ツイッターでアンケートを行ったところ、約68%の猫好きさんが“マンチカン立ち”を知っていると答えました。
知っていると回答したかたも多い一方で、マンチカンを飼ったことのないかたにとっては、“マンチカン立ち”という言葉はあまり馴染みのないものかもしれません。
マンチカンはなぜ立つの?

“マンチカン立ち”とは、その名のとおり、マンチカンが2本の後ろ足で立つことを指します。マンチカンが立っている姿は、飼い主さんにとってはあるあるのようです。
ところで、マンチカンが立ちやすい理由はあるのでしょうか? 獣医師の先生にうかがったところ、以下のように教えてくれました。
「マンチカンが立つことができるのは、足が短く小柄で、立った姿勢での重心が安定しやすいからと推測されます」(獣医師)
そもそも猫はなぜ立つの?
獣医師の先生によると、マンチカンをはじめとした猫が後ろ足で立ち上がるのには、さまざまな理由があるといいます。
「猫は何か興味を引かれることがあるときや、まわりの様子をうかがっているとき、驚いたときなどに立つことがあります。また、飼い主さんにおねだりするため、ケンカの最中に威嚇するためなど、さまざまな理由から立つこともあるでしょう」(獣医師)
“マンチカン立ち”への注意点も!

愛猫が“マンチカン立ち”をしている姿はユニークでかわいらしいものですが、獣医師の先生によると注意が必要だといいます。
「マンチカンは短い手足ゆえに、背骨や四肢の骨・関節に負担がかかりやすく、非常に椎間板ヘルニアにかかりやすい猫種です。立ち姿は愛くるしいですが、積極的に立たせるのはおすすめできません」(獣医師)
マンチカンが後ろ足2本で立つと、腰や背骨に負担がかかってしまうことがあるようですね。
かわいいマンチカンとたくさんコミュニケーションを

マンチカンは社交的で甘えん坊な性格といわれ、活発で好奇心旺盛な面もあるようです。また、足が短いため運動が苦手に思われがちですが、実は走ることが得意。しかし後ろ足の短さから、ジャンプしようとして直立してしまうこともあるのだとか。
マンチカンの飼い主さんは、愛猫を積極的に立たせることは避けつつ、たくさん遊ばせてコミュニケーションを取ってあげるとよさそうです!
猫を好きな人なら知っておきたい!?
— いぬのきもち・ねこのきもち (@inunekome) February 16, 2021
~『にゃん語』その4~
Q.「マンチカン立ち」の意味知っていますか?
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『マンチカンの特徴と性格・価格相場|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー ヤマザキ動物専門学校講師 ヤマザキ動物看護専門職短期大学講師 高野八重子先生)
取材・文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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