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いつ、どんなきっかけで? 愛猫のフードを見直すタイミング

猫が生まれてから成長して老いるまで、同じ食事を与えていていいのでしょうか? 答えは「ノー」。年齢や体調に合わないフードを与えることは、猫の健康にもよくありません。

そこで今回は、猫のフードを切り替えるタイミングについて紹介します。愛猫の健康管理に役立ててください。

猫のフードは「年齢」で切り替えよう!

ご飯を待つ日本ねこ(オス)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
人の消費エネルギーが加齢とともに変わるように、猫も成長に合わせてフードの切り替えが必要になります。

成長期の子猫(1才未満)は少ないフードでエネルギーと栄養が取れほうがよく、成猫期(1~7才)に入った猫は適切に健康と体重が維持できるフードがいいとされています。また、高齢期(7、8才以降)になると代謝が減るので、臓器に負担をかけず、摂取エネルギーをおさえて体重管理ができるフードを与えたいです。

猫の総合栄養食には、「子猫用」「成猫用」「高齢猫用」など、ライフステージで分かれているものや、「○才以上」といった年齢を表示しているもの、すべての年齢に対応した「全成長段階用(オールステージ用)」があるので、愛猫の年齢にあったものを与えましょう。

「年齢」以外でフードの見直しが必要になるケースも

仲がいい親子の猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
年齢のほかにも、次のような場合はフードの見直しが必要になるでしょう。

妊娠・授乳中

人もそうですが、妊娠中や授乳中は子猫に栄養を送るため、たくさんの栄養が必要になります。妊娠・授乳中の場合には、栄養価の高い繁殖期用か子猫用のフードに替える必要があるでしょう。

病気・健康状態に問題がある

獣医師から健康状態の問題を指摘された場合には、療法食に切り替えることもあるでしょう。療法食とは、特定の病気や健康状態に応じて調整されたフードで、獣医師の指導のもと与えるものです。

病状によって栄養管理のやり方が違うので、間違った与え方をすると病気を悪化させてしまうおそれも。療法食を与える場合は必ず獣医師の指示に従い、自己判断で替えることは禁物です。

急成長する猫の健康を栄養面からサポートしよう

子猫のように寝転がる猫(オス)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
人に比べて猫は急速に成長するので、1才半くらいまでの間に、人の20歳程度にまで成長します。また、子猫の期間が短いのが特徴で、子猫期に摂取した栄養などが、その後の健康状態や寿命に大きく影響を与えるとも考えられています。

そして、個体差はありますが7才になると、生活習慣病などが増える人の40代半ばに差し掛かり、12才で人の65歳くらいまで年をとります。最近は栄養事情がいいので猫の平均寿命も延び、その分がんなどの病気にかかる例が増えているそうです。

年齢や健康状態にあったフードを与えて、健康で健やかな猫生を送れるようにサポートしてあげましょう。
参考/「ねこのきもち」2017年5月号『愛猫の栄養学事典』
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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