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シニア猫だけじゃない?知っておきたい「慢性腎不全」という病気

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発症する猫が多いといわれている「慢性腎不全」。病状が進行すると死に至ることもある、恐ろしい病気の1つです。

今回は、慢性腎不全の症状や、治療法・予防などを詳しく解説します。

猫の「慢性腎不全」とは

床に寝転がる猫
ramustagram/gettyimages

腎臓では、血中の老廃物を排出するためのオシッコを作っています。腎臓の大部分が壊れると、老廃物の排出が困難に。その状態を「慢性腎不全」といいます。

猫は、他の動物に比べて慢性腎不全になりやすい動物です。また、シニア猫の発症が多く、3匹に1匹は慢性腎不全になるというデータもあるほど。しかし、遺伝や病歴なども発症に関係するため、若い猫なら安心というわけではありません。

また、なんらかの理由で急に腎臓が機能しなくなる病気を「急性腎不全」といいます。腎臓のダメージが少なければ回復することもありますが、ある程度ダメージがあると、後遺症として慢性腎不全になったり、最悪の場合、命を失ってしまったりすることもあります。

慢性腎不全の症状

ソファに横たわっている猫
FotoMirta/gettyimages

慢性腎不全は、進行状況で症状が大きく変わります。

病状・初期

症状がほとんどないため病気に気づくのは困難ですが、中には便秘がちになる猫もいます。

病状・中期

飲水量が増えたり、オシッコの量が増えたりします。初期と同じく、便秘になる猫も。また、血液検査で軽度の貧血だと診断される猫もいます。

病状・後期

後期になると、中期で記載した症状の他、嘔吐や食事量の低下などさまざまな症状が現われます。後期になってやっと病気に気づく、というパターンが多いようです。

病状・末期

末期には、腎臓がほぼ機能しなくなります。嘔吐や下痢を繰り返したり、痙攣などの神経症状が出たりして、徐々に衰弱。最終的には多臓器不全で死に至ります。

慢性腎不全の検査方法や治療法は?

明るい部屋のソファで休む猫
Aleksandr Rybalko/gettyimages

慢性腎不全の主な検査は、尿検査と血液検査です。尿検査では、尿の濃さを示す「クレアチニン」、血液検査では血中尿素窒素を示す「BUN」などの数値をもとに、腎臓のダメージを診断します。

慢性腎不全の治療は、腎臓の負担を減らすことと、残っている腎機能のサポートをすることがメインです。点滴や療法食、薬やサプリメントなど、さまざまな方法があります。
症状や進行度によって治療法は異なるので、慢性腎不全と診断された際は獣医師としっかり話合い、適切な治療方法を選択しましょう。

慢性腎不全は予防が大切!

水を飲む猫
Yuliya Papkova/gettyimages

慢性腎不全予防に効果的な、3つのポイントをご紹介します。

1、水分を十分にとらせる

飲水量が少ないと、腎臓の負担が大きくなります。いつでも水が飲める環境を整えるとともに、たくさん飲ませる工夫をしましょう。

2、飲み水は常に清潔に

飲み水と、飲み水を入れる器は、常に清潔な状態を保ちましょう。雑菌やカビが繁殖した水を飲むと、腎臓に負担をかけると考えられています。

3、ストレスをかけないようにする

猫は、ストレスが体調に現われやすい動物だといわれています。猫にストレスを与えない環境作りを心がけましょう。

命に関わる病気である「慢性腎不全」。予防法を意識しつつ、猫の様子を観察したり定期的な健康診断を受けたりして、早期発見に努めましょう

参考/「ねこのきもち」2015年9月号『3号連続 猫に多いオシッコ系の病気シリーズ 第3回(最終回)若い猫でもシニア猫でも 飼い主さんが一番わかっておきたい 慢性腎不全という病気』(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
文/higarina
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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